ペン森通信
脳が占拠された
    きのう19日は新社会人を対象にに「ネット社会を生きる」というタイトルで講演をするはずだった。日にちを間違えていた。19日ではなく24日だった。ずっと19日と思いこんでいて、前日はまる1日かけて資料を準備した。読んだ関連本8冊、それを部分的にコピーさせてもらって、A4コピー用紙に貼り付け、クリアーホルダー20枚にはさんだ。

 ホルダーに入っている資料ははもちろん内容別に仕分けしてある。資料は受講生に配るのではなく、ぼくが話す際の虎の巻。90分話し通すというのは案外、たいへんな精神作業である。ぼくは大学で1コマ90分を経験しているから、それが実感としてわかる。ましてやこんどの講演はぼくが苦手とするネット関係だ。資料という虎の巻なしでは10分と保つまい。

 事前に頭のなかで考えた内容は以下の12項目と盛りだくさん。①ケータイ・PCがなかったころ(アナログの時代)②IT革命の実現(産業革命以来の革命)③アメリカ小児科学会の警告(脳の発達を阻害する映像メディア)④バーチャルリアリティーの世界にひたる(非現実が現実を逆転)⑤匿名書き込み(知られないがゆえの二重人格)⑥ケータイ・ネット依存症(麻薬と同じ中毒性)

 ⑦メール・コミュニケーションの便利性と罠(簡便さと礼儀)⑧ケータイ・PCを使用する時間の得失(結果だけを素早くしる代わりに思考停止状態)⑨ネットカフェ難民が生まれた背景(ネット活用若年名難民出現)⑩ケータイ小説の流行(出版文化異変)⑪ネット情報の真贋(事実の見分け方)⑫進化するネット社会とのつきあい方(生の人間と向き合う。

 関連本を読む前に考えたレジュメなので、少々的はずれの傾向も見える。ケータイからネット接続は当たり前になっているし、そもそもケータイはいまや通話の道具ではない。メール、ネット。若者はもうこれなしでは1日だってすごせない。狩猟採集→農耕→工業人間を取り巻く環境は変遷してきて→IT社会となった。工業化で労力を機械にうばわれ、事務分野に活路を開いた人間は、たかだか50年の歴史しかないITに事務能力でもかなわなくなった。人間の脳はケータイに占拠されたのである。恐ろしいことだ。
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