ペン森通信
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甘えの助長か将来への芽を摘むか
大学で授業をもっていれば、成績表をつけねばならない。これが案外、つらいんだよね。女子大は2クラス担当してそれぞれ通年4単位ずつ。中大ゼミも4単位。むかし、ぼくはにっこり笑ってひとを切る、といわれるほど、外面と内面がちがう記者だった。表面にっこりほっこりして聞き出し、相手の血が凍るような記事を書いたりしていたんだよね。

 女子大も中大も授業態度の悪いのがいて、気分を害する学生がいる。女子大は「文章表現法」という授業だが後期だけで600字、800字、1000字と合計10本の課題文を書いてもらった。ここの女子大は安孫子にあって東京、千葉、茨城からの通学者が多く、近ごろの若者には珍しいくらいまじめで素朴な女の子が目立つ。大学前や駅前で路線バスをおりるとき運転手に「ありがとうございました」と礼をいう子が大半だ。じつに感じの良い子が通っている女子大なんだね。

 ところがぼくの授業になかに3人遅刻常習者がいて、欠席もすくなくない。9本までに課した課題文のうち出した本数は各自4本。今週最終授業で10本目の課題をボードに示したところで3人がつるんで教壇にやってきて、「出した本数が少ないんですが大丈夫ですか」と心配する。「まあ、半分出せば大丈夫だよ」とぼくが返事したら、なんと最後の1本を書かずに教室から出て行ってしまった。大丈夫という返事にこれで単位はもらえる、と安心して最後の授業は無視したのだろうが、先生たるぼくはムッときたね。

 つぎに中大ゼミ。わずか5人だが、精鋭つどうジャーナリズムゼミのはずなのに、この精鋭たちは世の中に関心があるのかないのか、ほとんど感情というものがない。昨年まではそうでもなかったのだが、今期はまったく潤いがない。欠席も多くなにを考えているのだか、はかりかね手応えのないまま終了したが、毎回出席して新聞購読の発表も熱心で、毎回の課題文
もこなした2人については文句なく単位をあげるつもりだが、意欲熱意情熱の感じられなかった男子3人をどうするか、である。

 いずれにしても、単位をやれば甘えの助長に手を貸しそうだし、単位をあげなければ、もしかして卒業に支障をきたして将来への芽を摘むことになるかもしれない。大学で教えるのも悩みがはてない。いま単位はあげない方向で考えているんだけどね。
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