ペン森通信
高齢者は有力な資源である
先週の5,6,7日の午後中央区立産業会館で21期生の直前合宿を実施した。作文、模擬面接が主なメニュー。初日5日は青木朝日新聞出版社長の「マスコミを目指す諸君へ」という講話からはじまって、それぞれの自己紹介のあと外へ出てネタを拾って800字書く模擬取材を課した。新聞記者志望は「なにがニュースになるか」を見極める訓練、出版などの志望者は「なにが企画のネタになるか」を知る訓練である。

 当日はGWまっさかりで周辺の店は大抵閉まっていた。条件は悪かったが、ルポ文章もよくなかった。このようなルポ体験はペン森ではあまりやらないが、ぼくの生産性本部の講習では恒例の実習である。いまは高齢に達したので講師に呼ばれることもないが、実習生は労働組合の広報担当者である。広報紙を発行するときに必ず文章が必要だからそのような機会が設けられたのである。トヨタ関連の労働組合が多かった。

 労働組合員はある程度年かさで感度が固まっている分、新鮮さに欠けた。21期生はあらかじめ用意したネタを組み入れた者もいて、こっちは身近なところで発見したネタは少なかった。産業会館の周囲にもネタは豊富なのにと歯がゆい思いがした。その意味で感度は大丈夫かと心配になった。労働組合の30代よりもできは悪かった。最近、入社試験も模擬取材を取り入れるところが増えてきたが、発見したことを書けばばよい。

 2日めは作文2本と模擬面接。作文の1題めは「門」、2題めは「選ぶ」。ほとんど通常と変わらぬお題である。みんな気楽に挑んだ。もちろん、2題とも前日よりは書きやすかったと見え、出来栄えもまあまあ。作文はもっている鉄板ネタの使いまわしがどう出せるかの実験を兼ねていたが、使いまわしはあまり器用とは言えないようで、苦労した様子がうかがえた。模擬面接はESを見ながら型どおりで終わった。

 3日はまず作文。前夜は有士が集まって時事問題の勉強をしたはずだから、少し時事的な知識を問う意味と年齢的に自分の祖父母を題材にしてそれだけで終わる者もいるかもしれないと思いつつ「超高齢社会」というお題。ご存じのとおり、国連の定義によると高齢者は65歳以上で、その人口比によって高齢化社会(7~14%)、高齢社会(14~21%)超高齢社会(21%~)と分類される。ややひっかけ気味のお題である。

 案の定、年齢的に祖父母のことを書けばすむと飛びついたものが多かった。祖父母を取り上げるのは悪くないが最後まで祖父母だけでとおして終わっては面接に進めないだろう。コンパニオンのアルバイトをしている島根大学の女子が書いた九州の超高齢者が焼酎とビールを飲みに飲んで元気がよく、超高齢社会は高齢者によって活発になるという内容であった。日本はすでに超高齢社会に突入したが高齢者の経験、知識、知恵は有力資源だ。

 超高齢社会をマイナスイメージでとらえるよりもプラスイメージで思考すると世の中が明るくなる。がんや認知症や葬式は遅かれ早かれだれでも経験することだ。それをことさらに強調するよりも高齢者が自然にもつ資源に目をつけた明るいイメージのほうは救われる。
 

 

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