ペン森通信
がんも老衰もやだね
 女房は73歳だ。結婚して50年以上になる。きれい好きでよく働くが、またがんにおかされた。これで4つめのがんである。舌がんだ。10年くらい前に口腔内のがんで入院中、乳がんが見つかって左胸を全摘出した。今度の舌がんは口腔内のがんの放射線治療中に傷んだところから発生したらしい。味覚障害がつづき、塩分に異常な反応を示していた。口の中が渇くのでどこでも水とストローを用意していた。食事中もしみて痛いと嘆いた。

 いまは切除する部分を少しでも小さくするための薬を服用しているが、いずれ切除すなわち手術入院は避けられない。性格は女房が心配性、ぼくが楽観主義である。心配性の女房はさかんに「死の準備はいそがしい」と言って、来る日のための準備をしはじめている。ぼくは、はいはいと指図に従うだけ。なにしろ相手は神経が立っているから余計なことは口にしてはいけない。口だけでなく行動も相手を刺激するから下手なことをしてはだめだ。

 ぼくはいたって健康で、たばこと日本酒ですごしていたころに比べると雲泥の差である。焼酎が体にいいとは高校生時代も知らなかった。高校生時代にも焼酎を飲んでいたのである。もちろん芋焼酎。老いて高校生時代にもどってみると、365日欠かさず飲んでいても日本酒時代よりも肝臓の数値は改善した。改善どころかかえって良くなった。がんなんてまったく寄りつかないようだし、左脚が不自由な点と男性機能が無になったことが難点。

 がんと言えば、福島の子の甲状腺がんが100人を超えた、というニュースがきょうの新聞に出ていた。福島県が18歳以下の県内の子どもたちを対象にした調査で明らかになった。これは全国の甲状腺がんの罹患率にくらべて数十倍多い。ところが原発による放射線の影響は考えられない、と。完全に否定したわけではない、にしても素人考えでは放射線の影響があっての甲状腺がんと見るのが普通だろう。親の心配はいかばかりだろうか。

 福島県の検討委員会は安倍政権に遠慮したのかどうか知らないが、なんとも歯切れの悪い報告をしたもんだ。こういう場合、因果関係はわからない、と答えるのが通り相場だが、やはり福島もそうだったか。あれから5年。もう5年かと思う。ぼくはそのときはまだ杖には縁がなかった。十数年まえの脳梗塞の後遺症が出て来るとは考えもしなかった。まあ後遺症も軽い。プロ野球キャンプ情報で長嶋を目にするにつけ軽くてよかったと思う。

ぼくは若くして母親をがんで亡くした。父親は老衰だった。がんは遺伝するらしいがぼくは父親のDNAを継いでいると思うから、老衰でサヨナラではないかと思っている。くぅ、老衰もやだね。きょう昼間同じ歳の友人が訪ねて来て言った。「けさなにを食べたかを忘れるのはいいんだってさ。食べたことを思い出せないのがいけないんだって」。頭が弱ってきて、食べたことすら忘れるようになっては、老衰のはしりだ。ぼくはけさパンを食べた。

いま16:20、これから今晩の夕食をつくるが人数の予測がつかない。20期生2人と21期生1人計3人がくることはわかっている。男子1人女子2人であるがさて、ご飯は何合炊けばいいのか。近い将来、うちでも同様の悩みを味わうことにはなりたくはないよ。

 

 

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