ペン森通信
軽減税率でものが言えない新聞
 ペン森は本日25日をもって今年の営業は終了する。新年は1月4日からだ。以前は新年の初日に神田明神→湯島天神に徒歩でお参りして内定祈願をするのが恒例だった。ペン森に帰着したらすきやきパーティ。もう久しくお参りもしてないし、すきやきの牛肉探しに走り回ることもなくなった。本日は酒や食いものを各自持ち寄りで望年会をごく小規模に開く予定。多数参加すれば大規模になるが、通知不足なので大規模にはなるまい。

 望年会の席でそれぞれが今年の回顧と来年の展望をしゃべるのも年末行事になっている。
で、ぼくもしゃべる。ぼくは結婚披露宴でも準備なしで口から出たことをそのまま言う癖がある。ときにスピーチがうまいですねと褒められることもあるが、たいていは笑わせたり、きわどいことを言うから、眉をひそめる親族もいたらしい。思えば逮捕される前のホリエモンと隣り合わせもあった。かれは「恩師って、なんの恩師ですか」と聞いてきた。

 ぼくは、根はストイックな真面目老人だ。本日は気にかかっていたCM「いい部屋ネット」の平凡な女子が藤井日奈子という名前とわかって、すっきりしているので、うんと真面目な話をしよう。きのう関西電力の高浜原発の運転差し止めの仮処分決定を覆す決定を福井地裁が下した。これで九州電力の川内原発に次いで高浜原発の再稼働が法的にはなんの問題もなくなったわけだから、これと原発の安全性やもんじゅについて触れてみよう。

 原発の安全性に関して文系の判事がどの程度理解しているのか、という問題がまた表面化した。原発の安全性なんてもちろん文系はわからない。理系がわかるかどうかも怪しいものだ。わかるのなら福島があんなにひどい目に遭うこともなかっただろう。ペン森20期生女子の1人も作文に書いていたが、福島で小児甲状腺がんが激増している。このことがネットで話題になっていると言うが、ぼくはその種のネットを開けないので知らない。

 小児甲状腺がんの激増は福島県の調査でわかった。全国平均なら100万人に1人くらいだそうだが、福島の発生率はその何百倍も高い。113人が甲状腺がんと確定診断されている。チェルノブイリでも事故後4,5年してから発生したという。チェルノブイリ近くのベラルーシよりも患者の数は多い。ところが県の検討委員会や国立がんセンターの専門家は相関関係なしと否定している。いつもの因果関係は不明である、というのと同じ。

 大問題なのにメディアは黙っている。2020年の東京五輪・パラリンピックも吹き飛ぶ恐れがあるからだろうか。原発同様原子力にしがみついているのは高速増殖炉もんじゅもそうだ。原発の使用済み燃料から再処理によりウランやプルトニウム取り出して再利用する計画だから「増殖」炉なのだ。増殖どころか、こいつはとんだ食わせもので、廃炉になっていたはずが施設維持費という予算が年間200億円以上ついて生き延びている。

 本来なら新聞はもっと追及すべき税金の使い方だが、すっかり野党性を失った。購読紙は軽減税率の対象になるのでペンが鈍っているのだろうか。ペン森のペンは権力に立ち向かう正義の象徴として名付けた。これでは恥ずかしくて若者に新聞記者はいいぞ、とは言えない。 

 
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://penmori2007.blog108.fc2.com/tb.php/753-adf3ab8e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

瀬下先生

Author:瀬下先生
FC2ブログへようこそ!





最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する