ペン森通信
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『文芸春秋』も『週刊文春』も面白い
 知の巨人、立花隆が『週刊文春』12月7日号で嘆いている。「最近つくづく感じることは日本の主要マスコミのパワー(取材力、分析力、発言力)の急激な低下現象である。まったく同感だ。これは推測だが、立花はたぶん1昨年の例の事件騒動以来すっかり元気がなくなった朝日新聞を槍玉にあげたいだろう。話はそれるがその騒動のとき、読売が販売攻勢をかけた。その結果読売の部数が増えたとは聞いてないから効果はなかった。

聞いたのは朝日も読売もかえって部数を減らしたということ。読売に対する反発の強さである。あげくの果て、新聞がいやになったひとが多かったので、読売のやったことは逆効果だった。いまどき、新聞の販売競争を敵の記事の失点を利用して繰り広げるという感覚がおかしい。新聞はネットも含む他のメディアとの関連においてまだ上昇気流に乗れると踏んだのであれば、取材力、分析力がないどころか世間知らずと言われても仕方ない。

同じ号の『週刊文春』のメインの1本は「小泉純一郎が吠えた!『安倍総理は全部強引』」である。ノンフィクションライターの常井健一が書いているが、これは『文芸春秋』1月号の同じ筆者によるインタビュー記事「小泉純一郎独白録」の焼き直し。独白録のほうは4時間半にわたる単独インタビューだから、安倍政権だけでなく原発や進次郎にまでおよび読ませる。小泉の「原発即ゼロ」に共鳴するぼくは独白録を真っ先に開いて読んだ。

このインタビューをやってのけた36歳の常井は同年代の進次郎の演説、講演、視察の様子を300回以上密着取材してきた。単純にえらいなあ、と感服する。フリーランスが可能なのにどうして主要マスコミではできないのだろうか。自ら呪縛して諦めているとしか思えない。立花が慨嘆する低下現象はこういうところにも表れている。ペン森出身者は常井に十分対抗できる能力資質粘着力をもっているはずだが、内定即会社員になる。

小泉のいう原発ゼロにぼくが賛同するのは原発のごみ核廃棄物が無害になるまで10万年かかることを知ってからである。小泉はフィンランドに建設している核廃棄物最終処分施設「オンカロ」を見に行った。ヘルシンキからジェット機で1時間、それから船に乗って島に着く。「実際に見てこれを日本でやろうたって無理だと思った。地下400メートルに廃棄物を埋めて毒性が抜けるのは10万年後」。ピラミッドができたのは4000年前。

小泉は総理時代、原発推進派だった。それが一転したのは「原発推進論者が言っていることもやっていることも間違っているってわかったからよ。ひでえことを俺も信じてきたなという自分への悔しさ、不明の至りだな」。原発は人間がコントロールできないエネルギーだ。福島には故郷を失ったひとが10万人はいる。原発推進派は未来世代に対する責任をなにも感じてないのだろうか。倫理的に見れば原発推進の存在は許されることではない。

『週刊文春』では阿川佐和子の対談が相変わらずおもしろい。今回の相手は脳科学者の澤口俊之。「欧米の研究では1週間にいっぺんのセックスが一番、幸福度が高くなると発表されています」。ぼくはセックスとはもはや無縁。澤口によればハグだけでも脳は若返るという。OGを含むペン森の女子諸君よろしくお願いします。






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