ペン森通信
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マスコミから採用の見直しをしろ
現実には今年の就活はまだ終わってない。15万人が就活を続けていると数日前の新聞に出ていた。8月の面接解禁は失敗だったのである。大企業の足並みも揃わなかったし、外資企業は無視した。マスコミでは企業の応援団ともいうべき日経がほとんど無視して青田買いをした。えっ、と思うくらい内内定をだすのが早かった。この混乱を少しでも緩和するため来年は6月に面接解禁となるが、見直しても効果はないだろう。

新卒一括採用を止めて通年採用など企業側が柔軟な採用に踏みきらないかぎり、混乱と矛盾はつづき正社員になれない学生もふえるだろう。新卒一括採用の機を逸してどこからも内内定の朗報に接しなかった大学生はやむなく非正規社員に甘んじる場合が多い。新卒一括採用は日本的経営が大手を振っていた時代は有効だった。グローバル時代、IT時代になって、日本的経営の象徴とされた終身雇用、年功序列は過去の慣行になりつつある。

企業をめぐる環境が激変したのに、採用条件は旧態依然として変わらない。なぜ、欧米のような新卒、既卒を問わない採用の仕組みがとれないのだろうか。経団連の8月面接解禁の指針を知ったこっちゃないとばかりに採用活動をはじめた外資系あたりが、徐々に日本の慣行を侵食して、日本大企業もこれじゃいかんと方向転換してくるのだろうか。外資系には旧来の習慣にこだわら企業が多く、企業間を横断する転職者の社員も目立っている。

80年代にぼくは『ジャパン・アズ・ナンバ―ワン』のハ―バ―ド大エズラ・ボーゲル教授に大学と隣接する教授の自宅で会ったことがある。80年代は日本経済が興隆してアメリカでは「日本には戦争に勝ったのに経済で負けた」という声が上がったほどだ。アメリカは大統領命令で日本的な経営を研究しに研究者が派遣された、という話をきいたことがある。日本は上り調子で若者には父親の世代を乗り越えるという約束があった時代だ。

ひるがえってみれば、60年代の初期に大学を出たぼくらの世代も経済成長へ向かって一直線の上り坂時代だった。ただしエネルギーが石炭から石油へ急激に交代したによるひずみもあった。三池炭鉱を舞台にした総資本対総労働の闘いといわれた三池闘争などもそうである。ぼくの家は炭鉱の坑道の天井や壁を支える坑木を炭鉱に納入する商売をしていた。それがエネルギー革命ですっかり傾くまで追い込まれたのである。

それでもぼくは東京の私立大学まで進学できた。わが家にはそんなに余裕はなかったが、社会はまだ大学生を大切に扱ってくれた。大学進学率もたぶん10%に達していなかったと思う。大学の同級生はごく一部の独立心の強い者を除いてほぼ全員がどこかの企業の正社員になったはずだ。60年近く前の当時から新卒一括採用だった。それはマスコミも同じだ。これだけ世の中が多様化しているのに採用条件はむかしのままが多い。

今年ペン森のフィリピン国籍の女子が毎日に内定した。13歳で来日して日本語を覚え大学に進学したのだからたいしたものである。マスコミの中には純血日本人以外排除するところがいまだに存在する。ある程度の年齢制限は仕方ないにしても新卒一括採用をやめて新卒既卒学歴も問わず採用試験を受ける権利を与えるべきだ。

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