ペン森通信
世界を不寛容にさせたIS
過激発言で知られるアメリカ共和党の大統領候補、ドナルド・トランプの人気は本当みたいだ。最新の世論調査によると支持は32%で共和党の中でダントツである。トランプは不動産王と呼ばれるビジネスマンだが、ビジネスマンだから支持されている面がある。アメリカは収入よりも支出のほうが多い国だから、ビジネスマンが必要と言うわけだ。パリ同時テロ事件に際してイスラム校の教会モスクを監視下に置くべきだと主張している。

 トランプはロシアのプーチンはおれに任せれば、オバマよりも交渉がうまい、と言っている。プーチンはエジプトの東部シナイ半島で起こったロシア旅客期は爆弾テロだったと17日に断定して以来、イスラム国(IS)に対する態度をがらりと変えた。猛烈な空爆を加えはじめ、世界をアッと言わせた。フランスと手を組み共同作戦に乗り出すようだし、アメリカとも協調するような気配をみせている。敵の敵は味方、という論法だ。

 ISは世界を敵に回し、国際ハッカー集団アノニマスは宣戦布告をした。ISは捕虜の
残虐な斬首場面をネットで世界中に流し、中世のイスラムの再現をねらうSNS時代のテログループだ。ネットにはネットでとアノニマス集団は戦いを挑むわけだ。フランスの原子力空母も23日臨戦態勢に入って、艦載機による空爆をはじめる。これによって空爆能力を3倍に高めたというし、IS包囲網はますます強固なものになってきた。

だがこれだけの包囲網を敷いても、ISを壊滅させることは不可能という見方が多い。パリ同時テロの首謀者はパリ地下鉄の監視カメラに写っていたし、市の人波にまぎれて都市に入り込んでしまう。難民にまぎれて進入した人物もいた。・武器調達はどうやっているのだろうか。資金は?メンバーの人数は?メンバーの国別内訳は?まだわからないことが多い。わかってどうする?という声もあるが、世界は壊滅に向けて団結する以外にない

ただパリ同時テロによって、欧米人は狩猟民族だと感じたひとも多いのじゃないだろうか。ぼくはそうだ。日本人はフランス・オランド大統領のような断固たる態度がとれるだろうか。オランドは支持率が7%上がったそうだ。フランスの空母に次いでイギリスも空爆を強化する。ついこないだまで、ウクライナ問題をめぐっていがみ合っていた欧米とロシアが急接近するなんてだれも予想できなかった。彼らは平気で殺戮を繰り返す。

ロシアのプーチンはシリアのアサド政権支持だが、ISは許せない。その1点において欧米と歩調は同じである。これで中東はロシア、ヨーロッパはアメリカ、アジアは中国とう3極体制が生まれるかもしれないとぼくは考えた。アメリカの大統領がトランプになったら世界はまた変容するだろう。トランプはIS対策として拷問の一種「水責め」の復活を主張しはじめた。ISは人間社会の不寛容性を浮き彫りにした。アメリカでは難民拒否の州が増えている。

1993年のソマリア内戦にアメリカが介入して失敗した『ブラックホーク・ダウン』というリアリズム実録映画がある。ブラックホークというのはヘリコプターである。これが民兵によって撃墜される。世界の大国はこぞってIS退治に乗り出したが失敗しないように頼む。

 
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