ペン森通信
水道の管とガスの管をつなぐ
横浜の傾斜マンション問題は深刻だ。住民の意見が集約されるまでにはかなりの日数を要するだろう。各家庭ですら考えはまとまらないかもしれない。この場合、夫の意見よりも妻の言い分のほうが強いだろう。夫と妻が対立して離婚に発展する場合もあるだろうと想像する。「引っ越してそこに住まって様子をみよう」「一体どこへ越すの?子どもたちは転校するの?」夫はおおむね大局的にとらえるが、妻は現実的だから強い。

 昔、オバタリアン、という言葉が流行したことがある。おばさんたちがわがもの顔で街を闊歩してややひんしゅくをかったのであった。とはいえ、おばさんたちが大人しくなったとはいえず、その行動は現在でもさして変わらない。われわれがそのようなおばさんの振る舞いに慣れっこになってきた面もある。おばさんは家庭のなかの女王さまである。絶対権力者だ。外に出ても女王さま然として勝手するから鼻つまみにあった。

 いまは女性の社会進出が当たり前になり、スーパーはパートのおばさんたちがレジをしている。話は変わるが、スーパーのレジはおばさん、コンビニのレジは学生アルバイトという住み分けはいつできたのだろうか。最近は年配のおじさんも見かけるようになったが動作が機敏じゃないような気がしてぼくはおじさんの列には並ばない。ついでだが、男子に限定して小便の際、じいさんの後ろに立って待ってはいけない。時間がかかるからだ。

 近所に家を新築しているが、鉄柱の打ち込みはすごい。ぼくのうちなんか打ち込みはなかったように記憶する。昭和の末期と平成15年とでは建築関係の法律が変わったのだろう。調べればすぐわかることだろうが、もう数年先送りしてきた。いまさらどうなるわけでもないからである。ぼくはわが家を新築するとき、車の免許を取得してなかった。取得したとき、駐車スペースをどうして確保しなかったのかと悔んだものだ。

 いまでは運転免許を放棄したので、無駄な駐車スペースがなくてよかったとつくづく思う。外の階段、屋内の階段、風呂場、トイレにも手すりをつけた。ひとつの家庭ですら、時間の経過とともにそこに住む人間に合わせて対応し変化してゆく。それが700世帯も800世帯もあれば、数年がかりの解決を覚悟しなければならない。子どもの受験、夫や妻の勤めの都合、どっちかの親を引き取って一緒に住もうという計画も水の泡だ。

 傾斜マンションは横浜のそこだけではないかもしれない。信頼のおけそうな大手の三井、旭化成でそうならもっとずさんな工事はほかにもありそうだ。ぼくの友人はマンション工事をしていて、作業員が水道の管とガスの管とを間違えてつないだ、と言っていた。すぐ気がついたからなにごともなく、工事は進行したがぞっとすると友人は漏らしていた。昭和時代の出来事だが、現代には起こり得ないとだれがいえるだろうか。

 ぼくは性善説を信じてきたが、性悪説もとらねばと傾斜マンション問題を知ってからすこし考えを改めた。いい人間ものほうが圧倒的に多いが、悪い人間はごく一部だけで世の中に多大の影響を及ぼす。言うまでもなく、ペン森はいい人間ばかりです。

 

 
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