ペン森通信
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だれにも介護される運命が待つ
 1億聡白痴化と戦後テレビをやゆしたのは評論家の大宅壮一だった。この場合、白痴というのは馬鹿という意味。テレビ漬けになって日本人みんながものを考えない馬鹿になる、と鋭い評論家の大宅はご託宣を述べたのだ。大宅壮一とは今年ペン森5期生須田桃子が『捏造の科学者』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したその大宅壮一である。テレビによって馬鹿になった日本人もいるだろうが、テレビのなかではおバカキャラが人気だ。

戦前戦中は「1億聡火の玉」とか「1億聡玉砕」とか「1億聡決起」とか、沖縄戦のあとは本土決戦だとばかり戦意高揚のスローガンで軍部は1億国民をけしかけた。この1億というフレーズが戦前戦中を想起させて印象が悪い、と新設の1億聡活躍社会のことを悪しざまにあげつらう年配者は少なくない。ぼくは安倍政権の無神経さにあきれる。1億聡活躍とはなんのことか具体的な中身は伝わらない。勤勉に休みなく働けということか。

1億というのは日本の人口を大雑把にまとめた呼称。1億聡活躍の数値目標として①国内総生産(GDP)600兆円②出生率1・8③介護離職ゼロを掲げ、有識者会議で具体的な工程表を盛り込むことにしているらしい。いずれの目標も夢のまた夢で、これが実現可能だとはだれも信じてないだろう。東京に限れば出生率は1・1にすぎない。消滅市町村は子どもを産む年齢の女性が少なくなるのが原因である。14年の出生率は1・42。

 国内総生産(GDP)600兆円はいまよりざっと100兆円多い額だ。簡単に1兆円と言うがこれがどれほどの額なのか。ぼくの計算だからだいぶ怪しいが。毎日100万円使ってもq1000年では使いきれない。軽く1兆円と口にするがたいへんな額である。あと100兆円も増えると、ペン森にも受講料がはいってきて潤うだろうなあ。なにかめどがあれば実現するかもしれないが、どうせ来年の選挙目当てのスローガンにちがいない。

 ②の出生率1・8はどうやって導き出した数字だろうか。人口を維持するには2・07の出生率が必要とされるが、いまはたいていが子どもは1人か2人である。公園でも子どもの声をあまり聞かなくなった。うちの町内では子どもが小学校に入学するとお祝いをしていたものだが、いつのまにかそれもなくなった。廃校が全国で目立ち廃村や集落が消えていくのも子どもの数が減っているからだ。人口減の日本が下り坂に転じて久しい。

 今週発売の週刊東洋経済は「絶望の非正規」を特集している。非正規とは非正規社員のことだ。ペン森にもなかなか就職ができないフリーターがいる。派遣や契約など不安定な雇用に甘んじているのはいまや4割にのぼる。重労働で責任が重く給料が安い代表格が介護職員だ。当然、定着率は低く離職率は高い。ぼくの友人のクリスチャンが介護施設でボランティアをしたがたった1日で音をあげた。「背中までくそまみれだもんなあ、参った」。

 介護は糞尿との闘い、とよく言われる。ぼくも要介護にどんどん近づく。酔いすぎて脱糞したこともある。小便は近い。頻尿だ。とは言ってもペン森生より5,60年早いだけの話。いつかみんなが経験するんだから、自分の近い将来のために介護職員を応援しょう。
 
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