ペン森通信
福山・吹石の結婚から考えた
もう本日は日にちがたって立ち消えになった。福山雅治と吹石一恵との結婚に際し、テレビで菅官房長官が述べたコメント問題である。「ほんとうによかったですね。それで、あの、この結婚を機にやはりママさんたちが一緒に子どもを産みたいとかっていう形で国家に貢献してくれればいいなと思っています。たくさん産んでください」。以上がコメントだが、「国家に貢献」という言葉に戦前の日本を連想した人がいて一瞬問題視された。

 戦前の日本は「産めよ増やせよ」でたいてい子だくさんだった。昭和13年生まれのぼくは6人きょうだいである。兵士や労働力として子どもが必要だったのである。いまでも自民党国会議員には夫婦別姓に反対する者がいるのは戦前の家庭は国家を形成する最小単位である、という考えがあるからだ。夫婦別姓なら夫と妻がそれぞれ別人格で夫婦として一体化してないから国家の最小単位いふさわしくないという理屈だ。

 マスコミには結婚しても姓はそのままという女性がすくなくない。これでペン森は困っている。ヤマト運輸のメール便が届かないからだ。こっちは結婚前の氏名のまま冊子を発送するが、家に行ってみると表札がちがうので配達員はとまどう。やむなくメール便は引き返してくる。引っ越しをしたOBにもメール便が届かないケースが多い。住所変更をペン森までしてくれないからだ。郵便局なら追跡して届くがメール便にそのサービスはない。

 ペン森からのメール便がまったく来ない、とクレームをつけられることがあるが、新しい住所がわからないから仕方ない。新聞社は取材先などとの癒着を避けて記者を一か所に何年もとどめ置くことはごくまれだ。引っ越しが3,4年に一回はある。結婚は3,4年に一回というわけにはいかず、特定の夫や妻との癒着状態が望ましい。たいていは夫の側の姓を妻が名乗り、妻の側の生を名乗った例が一組だけあったが、離婚して元にもどった。

 官房長官のコメントに反発した意見に子どもの数にまで国家が介入するのか、というのがあった。ずいぶん前子どもの数が一夫婦あたり1・57を示して少子化現象がはっきりしたときがあった。いわゆる1・57ショックだ。官房長官は単に少子化の加速と人口減少が頭にあって、国家の介入までは考えていないだろう。現に首相の安倍は子どもはいない。子どもを産む産まないは個人の自由で、国家管理できるものではない。

 ましてやいまは、同性婚が普通になった世の中である。養子や里子を利用するなら別だが、同性婚に子どもを望むのは無理だ。福山と吹石は歳の差13だが、たとえば76歳のじいさんと20最の愛くるしいカップルも子どもの出産は男の側の生理として不可能だろう。ぼくは残念ながら孫は1人。大勢の孫に囲まれたじいさんを見るにつけ羨ましい。安倍は安保から経済にシフトしたが、夢よもう一度の経済成長は無理だろう。

 人口減と若年層の都市移動によって、初婚年齢は上昇して結婚しづらい、出生率は下がるという悪循環に陥っている。東京の出生率は1・1と全国ワーストワンだ。そして若者は結婚できないほど貧乏だ。若いひとたちには申し訳ないが、来月喜寿を迎えるぼくは日本の一番いい時期に人生を謳歌したと思う。

 

 

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