ペン森通信
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自衛隊は救助専門の軍隊にしては
連休前、安保法案が参議院を通過して成立した。これを朝日、毎日は強行採決と表現した。議員数の多い自民・公明の与党が数の力で反対する野党を押しきった。屋外では学生や主婦、サラリーマンだけでなく、憲法学者も反対の声を上げていた。かつての反対デモは組織化された労働組合員や学生が目立ったが、今回は勝手連の集合体のような若者が中心だった。最近の軟弱な若者もいざとなれば行動を起こすものであることを示した。

 なぜデモが全国的にひろがったか。ぼくは安倍きらいの生理的な理由も大きいと思う。60年安保デモ世代のぼくは当時からずっと、安倍の崇拝する祖父・岸信介の顔を見るのも嫌なくらい毛嫌いしている。安倍はまったく知性が感じられず、これが一国の総理大臣かと羞恥を覚えるほど軽い。異論に反発して国会でヤジを飛ばす。甘やかされた坊やみたいだ。嫌いというより、その感情は嫌悪感に近い。気色が悪くて不気味でさえある。

 ぼくは女性には嫌悪を感じる場合が少なくないが、男性にはそのような感情はめったにわかない。しかし、首相の安倍は詳しく読んだことがないと言ったポツダム宣言の内容どころか、本を読んだことがないとさえ指摘される。安保法案の成立は安倍の思いとおりだっただろう。なにをいっても成立するのだからという心理が作用していればこそ、ヤジを放ったにちがいない。1強支配だし、やろうと思えばなんでもできる最高権力者だ。

 ぼくはこの現代に直ちに大国同士の戦争が起こるとは思わない。第二次大戦後最も戦争をやっているのはアメリカだが、アメリカはブッシュ・ドクトリンによってイラクを攻撃した。ブッシュ・ドクトリンというのはアメリカが大量兵器の危険を察知した場合、自衛権を基に先制攻撃ができるという理屈。これでイラクを攻めたが、大量兵器はでてこなかった。間違った戦争だったのである。誘われたドイツや親米カナダは参戦しなかった。

 ドイツとカナダは集団的自衛権の行使を拒否したが、果たして日本は断れるか。そこが問題だ。日本の国会審議よりもアメリカ議会でいち早く、安保関連法案は夏までに成立させるとのたまった日本の最高権力者にとっては、日本の国会よりもアメリカ議会のほうが大事な存在なのだ。ドイツやカナダのようにアメリカにノ―と言えるのか気になる。安保法案成立後も政権の説明不足という世論は7割8割を占める。国民はまだ不安なのだ。

 安保法案は日本の国策の大変更だが、いとも簡単に変更された。20%の得票率しかない自民党が絶大な権力を握っている。その上に乗った安倍は権力の美味に酔いしれているだろう。ヒトラーは近代的な民主憲法と言われたワイマール憲法下で選挙によって選ばれた。権力とか独裁というのは日本の戦国時代を例に引くまでもなく、ヨーロッパでもしばしば肉親の暗殺に直結した。安倍政権は総裁選への立候補の構えを見せた野田聖子をつぶした。

 安倍は「絶対」とか「全力をあげて」という言葉をよく吐く。ぼくはそこにも胡散臭さや不信感をもつ。安倍は対立候補のいない総裁選に再選され、24日記者会見で国民総生産600兆円の目標を示したが、これはこれまでの焼き直しで新味はない。安倍には全力をあげて自衛隊を人助け専門の世界一ユニークな軍隊にしてほしい。すると名前が世界史に残る。



 
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