ペン森通信
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喜寿のくせに若者道楽
苦手な秋がやってくる。秋はやがて冬になる。寒い冬が好きなひとはあまりいないだろう。人生は四季に例えられる。いまはまだ秋の入り口だから、公園の路上には地上で1週間、生きていることを讃歌していた蝉の死骸が散らばっている。それに蟻が群がる。哀れである。蝉の死骸が消え、暗くなると虫のすだきがいっそう騒がしくなる。四季は1年ごとだが、人生は1回こっきりだ。1回しかないからやりたいことをやって楽しもう。

新聞社の同期生会の知らせが届いた。これが同期会の「最終版」になるかもしれない、と添え書きがあった。ほとんどが喜寿を迎えている年齢である。77歳前後の年寄りが集うと過去の思い出話や病気自慢で盛り上がるに決まっている。ぼくも11月5日に喜寿を迎えるので将来の話よりも思い出のほうが頭に浮かぶが、マスコミ志望の若者に将来を託して添削指導をして20年、まだれっきとした現役だ。同期のうち4人がすでに亡くなった。

年齢的には間違いなく、冬が迫っている。60代に脳梗塞で入院して退院した際、担当医が「この冬を越すのが勝負です」と言った。あれから10回以上も冬を越したが、いたって元気である。本日も来期の予約をしている女子学生に10月から準備をはじめようとメールを出したばかり。やる気満々である。若者から養分をもらっているが先週の夏休みで中断した。退屈な休みだった。若者と接するのが愉快な道楽であることを改めて自覚した。

ぼくの年になると、たいていは現役を退いている。城山三郎は定年後のうつうつを『毎日が日曜日』という小説に書いたが、ぼくも引退すると確実にうつうつとなるだろう。引退後は人生の厳冬期だ。ぼくにとってペン森は生きがい、趣味である。旅もローカル線もペン森生の同行があればこその愉悦が忘れ難い。車を運転していたので、ほとんど全国を回った。当然、いまや車や列車で同行してくれた相手とのル―トを恋しがるだけである。

10月に21期生を迎えると、20期生とほとんど切れ目なく受講生が続くことになる。つまり20代の男女と親しく話す機会が継続するわけだ。20期生のマスコミ関係内定者は本日までに15人。常連19人のうちあと3人はと見込んでいたが、思い通りにいかないのは人生と同じ。今年の就職戦線は団塊世代の卒業と20年のオリンピックのために学生有利の売り手市場といわれたものの、マスコミはやはりまだ難関であった。すばらしい。

この状況は来年になってもさして変わらないにちがいない。8月解禁にずらすのも同じだろうが、内定通知は乱れるにちがいない。今年も日経を筆頭に早いもの勝ちだったからである。赤信号みんなで渡れば怖くない、という気分に味をしめたところが来年は増える恐れもある。マスコミは報道と採用とが別人格であることの矛盾に怒りを発しない若者も悪い。受け手から知る権利を負託された存在であることを内定者は認識してもらいたい。

同期生会は欠席に傾いている。歓喜・期待・やる気にいくばくかの不安が混じる気持ちは内定者に接しているとわかる。喜寿の同期たちはどうせ入社のころを振り返って懐かしがるのだろう。同時に人生の冬に突入しようというのに、まだ20代と親しくしているぼくも羨ましがられる。21期生にも人生の春を満喫させたいから切れ目なく作文を見よう。






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