ペン森通信
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

気がかりな日本の未来
 読売、産経は安倍応援団で朝日、毎日、東京はその逆の立場である。安保法制をめぐって主張、論調は対立するが日経は間をとって法案修正派である、というのが世間の通り相場になっている。ペン森は青変わらず朝日の採用試験を受ける学生が多いが、読売や東京(中日)も徐々に人気が出てきたように感じる。読売は論調に賛成しているわけではなく、ペン森出身の読売記者がESや作文を懇切丁寧に指導してくれるからだ。

東京は原発反対と反権力が好感をもたれているようだ。ペン森生は一般の学生よりもはるかに新聞を読んでいると思うが、ぼくのような古い記者経験者からしてみるとそれでも物足りない。だいたい新聞を読まずにネットで調べてすます者さえいる。過去の新聞も簡単手軽にスマホで読める時代になっているのだ。ぼくが採用試験を受けたころはESとは言わず、志望書と言ったように記憶している。短い記入でも結構時間をかけて練りあげた。

半世紀以上昔の当時はまだ日本企業は終身雇用花盛りであった。どこに入社するかは一生を左右する一大事業だったのである。新聞社の大手は年1回たしか10月に朝日、毎日、読売、産経、日経にNHKが同日試験だった。商社も新聞社に内定しているなら、とすっぱりあきらめてくれた時代である。ぼくは1社しか受けてないが、もし落ちると次の年まで待たねばならなかった。中央官庁に避難してから受け直す者もいたのころである。

ぼくが新聞記者になったころすでに新聞の退潮がはじまっていたのではないかといまになって思う。あるいはそのころが頂点だったのかものかもしれない。しばらくして毎日新聞は破産して新社が旧社の負債を引き継ぐ形で再生した。毎日は、1回はつぶれた会社なのだ。ペン森は新聞志望者が20期生も多いが、産業的には絶滅危惧種に分類される業種だろうと感じる。体質はどこも古いし、新聞を読む読者は減少するばかりだからだ。

ぼくの時代、大学進学率は10%に満たなかったが、現在は50%を超えている。それでも国際的には低いほうだ。地方から大都会の大学に進学して1人暮らしをはじめると新聞購読をしないのが普通である。外国は日本みたいな大部数は発行してない。駅売店や街中のスタンドで買うのだ。日本のように家まで配達してくれる販売店はない。独自の配達システムのおかげで日本の新聞は生き長らえているという側面がある。

問題はネット時代に新聞が対応できるかどうかだ。読売は紙の新聞にこだわっているが、時代遅れを悟ることになるだろう。電子版の時代が必ずやってくる。朝日、日経、産経はデジタル化に熱心だ。デジタル化に人材を投入する新聞社が残っていくにちがいない。ニュースを発信する記者も残るだろう。記者がいなければ電子版もできない。安保法制をめぐる新聞の色分けもそもそも表現する記者が存在感を示すからこそできることである。

いまの若者はネットで調べるのがきわめて巧みだ。その代わり漢字はよく間違える。ネットは結論にいたるプロセスが省かれるから、思考力が鍛えられない。この若者たちが次の時代を背負うことになるが、優しくて強くない彼らが権力に歯向かう勇気があるかどうか。ぼくは安保法制に反対だが、現在の若者が担う日本の未来は安保法制と同様気がかり。









スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://penmori2007.blog108.fc2.com/tb.php/710-52988d13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

瀬下先生

Author:瀬下先生
FC2ブログへようこそ!





最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。