ペン森通信
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本の刺激をくれた『ダカーポ』よさらば
 『ダカーポ』の最新号にして最終号が発売されている。休刊ということだが、売れ行き不振による廃刊だろう。軽く読めるいい情報誌だったし、ぼくはレフトリベラルと位置づけて愛読していた。『噂の真相』もとっくにななり、雑誌界からどんどん毒気が抜けていくなかの『ダカーポ』休刊。『アエラ』はすっかり女性誌化してインテリじじい(自分で称しているぼくの別名)にはやわすぎて読めん。

 『ダカーポ』最終号の特集は恒例の新聞、雑誌の書評担当者が選ぶ、本当に面白かった本。「今年最高!の本」と銘打っていてね、『悪人』が最高得点のトップ。納得したね。九州弁が絶妙かつ縦横無尽に駆使されて、善良だけど悪人の若い人物像が描かれて飽きさせない。朝日の連載小説だったんだけど、1冊の本にしたから価値が通底したといえるな。朝日に載るとおもしろくても教科書みたいだし。

 九州弁とはいっても北部九州の方言だよ。鹿児島だったら注かルビが必要かもしれん。いや、いまや鹿児島でもじいさんばあさんの地ことばだけがわからないか。会話体の妙といえば、黒川博行の大阪府警ものが白眉中の白眉だとぼくは思っている。『ダカーポ』が取りあげている『悪果』も会話は絶品だし、警察組織の収奪的な裏金づくりをえぐり出し、どこかかわいげのある暴力対策刑事のあくどさもすさまじい。

 まもなく『週刊文春』のミステリーベスト10も出そろう。近年は国内2,3冊しか読んでないことも多い。以前は7,8冊だったことからすると、ぼくのなかでミステリー離れが起こってきたらしい。今年はそういえば『阿房列車』の百鬼園や井上靖、松本清張、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎、開高健などの再読や宗教ものも多かった。重松清はきょうも買った。ノンフィクションが気になったのはいつもどおり。『蟻の兵隊 日本兵2600人山西省残留の真相』『世界屠畜紀行」は読みはずしたので、正月休みの宿題。さらば『ダカーポ』よ。
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