ペン森通信
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

社長辞任でも朝日は健全であれ
「現場の混乱鮮明」という見出しが昨日13日朝日の政府原発事故調56人分調書公開記事につけられていた。これはそっくり同日紙面で掲載した吉田調書をめぐる朝日の報道と人権委員会(PRC)の見解要約記事に当てはまる見出しだった。ぼくがとくに関心を持ったのは取材過程から記事掲載まで――の項である「記者の1人が吉田調書の全文の写しを入手」とそこは特ダネだから、りっぱなものだ、頭が下がる。それからが混乱する。

 写しを入手した記者はその分野に詳しい別の記者とタッグを組む。この2人が朝日社内で吉田調書の内容を独占するのである。「担当となった次長は調書を見たが、専門用語が多く分量もあったため精読せず、取材記者らが作った資料をもとに2人から説明を受けた」。要するに担当次長は面倒だったのだろう。これには一体どういうことが書いてあるんだ、簡潔におれにもわかるように説明してくれよ、と言ったにちがいない。

 「編集部門の責任者であるゼネラルエディター(GE)は担当次長に吉田調書の閲覧を求めたが、情報源が明らかになるのでと述べたため、それ以上それ以上要求しなかった」という。記者会見で居丈高になるのが朝日記者の特徴だが、担当次長もGEも部下に遠慮しているというか、怠惰というか。知る権利を読者から負託されているという自覚には欠ける。2人の取材記者以外の責任ある立場の編集幹部は調書を読んでなかったのである。

 5月20日朝日は1面で吉調書入手のスクープを放って、同業他社だけでなく世間もうならせる。ところが見出しと本文を読んでだれしもあれっと違和感をもっただろう。「所長命令に違反 原発撤退」「福島第一所員の9割」とある。記事組み込み日の前日、「違反」と「命令」という表現に異論が出た。「違反ではなく指示に反して」ではどうか」。「命令ではなく、指示ではないか」。担当次長は他にも取材資料がある、間違いないと突っぱねた。

 編集幹部はこの調書を読んだ2人をすっかり信用したが、2人は情報源の秘匿を理由に調書を見せない。2人は幹部を信用してなかった。ところが2人は現場の人たちへの裏付け取材をしてなかった。命令に違反した様子もうかがえない。記事の取り消しかお詫びをするしかないと追いつめられる。そこで木村伊量社長の謝罪会見になるわけだが、PRCは全社的な危機対応は遅きに失したとはいえ、評価できるとした。と朝日は自讃する。

 木村社長も来週再来週に退任するらしいが、関係した編集幹部も左遷もしくは格下げとなるにちがいない。衆議院解散・総選挙という国の大事な人事ともに社内の人事異動の季節はずれの季節が劇的にやってきたのである。社長会見以降、紙面は牙を抜かれたようにおとなしくなっていたが、社員は逆につぎの社長はとか、人事の話題でもちきりだろう。それをまた週刊誌がネタにする。しつこいが朝日ネタはまだまだ売れるにちがい。

朝日の社長は代わるが、日本の総理は変わらない。衆院選で自民党は議席を減らすが、大勢に影響はなく安倍政権は続く。安倍の血脈は長州・山口である。幕末長州ははじめ、激しい攘夷派であった。安倍は長州が開国派にテロを仕掛けたように朝日を憎む。それは朝日を」名指しして批判した「撃ち方やめ」の捏造発言でもはっきりでた。総理は代わっても、朝日は健全な言論報道のリーダーであれ。
 

 

 

 
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://penmori2007.blog108.fc2.com/tb.php/667-a3758faf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

瀬下先生

Author:瀬下先生
FC2ブログへようこそ!





最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。