ペン森通信
朝日は日本に必要な新聞
2日参院本会議は開会が20分遅れた。法相の松島みどりが1日の本会議で本人のイメージカラーの真っ赤なストールを着用していたことや質問時のマイク音量は野党より与党のほうが大きいという疑問がでてもめたせいである。ばかばかしいが、これが党派を超えて公正な審議をするといわれた「良識の府」の実態である。参院規則は「議場に入る者は帽子、外套、襟巻などを着用してはならない」と定めているというが、ストールは襟巻か。

 アントニオ猪木は昨夏の登院時、赤いマフラーを衛視に見とがめられ、外した。マフラーは襟巻とされたのである。ではストールは一体なんだろう。おしゃれのファッションか。
ぼくは中央大学でゼミをもっていたが、そのとき、ストールを巻いて講義を受ける男子学生がいた。先生のぼくは襟巻をしたまま授業にでる良識はずれのばかがいると思った。それだけが理由ではないが、その学生には4単位の単位をやらなかった。

 かれがどうなったかは知らない。さて、参院本会議だが安倍首相は代表質問で11月に実施される沖縄知事選で辺野古移設の反対派の知事が誕生しても影響はないとの政府方針を明らかにした。「埋め立て申請はすでに承認されているから、判断は示された」との見解である。沖縄の民意は辺野古移設反対の結果になると見られるが、知事選の前に方針はもう決まっている、むだな抵抗はやめろと言っているわけだ。辺野古はもう過去なのだ。

 朝日新聞あたり安倍答弁に噛みついてもよさそうだが、吉田証言と吉田調書後遺症か、どうも気勢があがらない。委縮しているのか、自粛しているのか。反安倍の心意気と沖縄応援姿勢はどうしたのだ、と言いたい。最近OBの読売記者がよく訪れるが、読売と産経はやりすぎだと苦い顔をしている。吉田調書で朝日が見出しにとった「逃げた作業員」がいたら、その時点で事実としての報道があったはず、裏取り以前の問題という記者もいた。

 読売、産経、週刊新潮、週刊文春などの朝日たたきは度がすぎている。ぼくは産業としての新聞には未来はないと思っているが、記者という職種にはまだまだ未来がある。メディアがいかに電子化してもニュースを取得して表現する手段が変わるだけの話だ。それだけのことだが、その背後には活字文化の衰退という深刻な現象がある。活字メディアをおとしめているのは朝日よりも読売、産経、週刊新潮、週刊文春のような気がしてきている。

 メディアの役割と責任が権力のチェックであることは言うまでもない。でもその牙が殺がれているのではと気がかりだ。仮に朝日新聞がなくなったら世の中おしまいだね、と言った読売記者がいた。ぼくも同意した。朝日問題は他の新聞、週刊誌も他山の石とすべきものだ。特ダネ競争に明け暮れるうち、いつ自分も似たような間違いを冒すかわかったものではない。特ダネはポイントを強調したいあまりセンセーショナルな扱いになるのだ。

 ペン森は20期生を迎えるが、目下新規に2人が在籍している。カメラマンとディレクターと、いずれもNHK志望だ。新聞志望は19期生の延長組の女子2人。これまで19年間の感じでは朝日入社組が最も優秀だった。ペン森は朝日記者が最多を占める。だからぼくは朝日に優しいのではない。日本にとって必要な欠くべからざる新聞だと思うからである。

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