ペン森通信
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いまごろ少子化非常事態宣言
貧乏人の子だくさん、という言葉はもう死語になった。ぼくらの世代でも子どもは多かった。戦前は兵士や労働力の供給源として産めよ増やせよ、と子だくさんが奨励されたのである。貧乏でなくてもきょうだいが6人7人という家庭は珍しくもなかった。ラジオと新聞だけが情報源でテレビ、携帯、パソコンなんてなかった時代だ。貧乏人は娯楽がないので、やることがない。だからやたら子どもの数が多くなったのだ。3つ下の妻も6人。

 ぼくも6人きょうだいだが、ほんとうは9人だった。3人は幼児のころ亡くなって6人が生き残ったのである。はいった小学校は国民小学校だったが、敗戦を機に村立になった。1学年6クラスで1クラス5、60人だったように記憶している。いまは公園でもしんとしている状態が少なくないが、当時の世の中は子ども声で騒がしかった。テレビでサザエさんを見ていたら、「○○ちゃん遊ぼう」と友だちの家の前で声をかけるシーンがあった。

 そのような光景は忘却のかなたへ消えていたのでたいへん懐かしかった。第一、子どもが外で遊んでいる姿もあまり見かけなくなった。子どもは風の子ではなく、外に出ない家の子になってしまった。1人っ子や2人きょうだいはゲームやスマホに夢中らしい。外に出ると、交通事故やら誘拐やら性犯罪に巻き込まれる恐れがあって、親は心配でたまらない。世間は一見、平和安穏だが、ひとの心はそうではなくヘンな男女がばっこする時代だ。

 ペン森生から年内3件の結婚案内が来ているが、めでたい出産は1人か2人にとどまるだろう。結婚する若者も1人っ子か2人きょうだいが普通だ。女性が子どもを産む人数を数値化した合計特殊出生率は2・07ないと人口は維持できないとされるが、日本はすでに人口減社会に突入し、じり貧がはじまっている。人口減ということは労働力人口が減ってゆく、ということだ。それをカバーするのは女性、高齢者、外国人しかない。

安倍政権は女性の活用を考えているが、これには男性の協力と社会の支援体制づくりが必要だ。結婚した女性がいずれ退社するのはなぜか。それを突き詰めて対策を練って実行しなければ単なる政権のスローガンだ。支持率をあげる操作かもしれない。女性管理職を増やせ、と言っていても管理職女性が会社を辞めていくのは親の介護のためだから、介護環境を整えることが先決だ。なにも手当てせずに号令をかけるのはだれにでもできる。

15日に開かれた全国知事会議は「少子化非常事態宣言」を採択した。日本創成会議が先に人口減の要因は出産可能な若年女性の減少と若者の東京圏への流出をあげ、2040年までに全自治体の半分に当たる自治体が消滅する可能性があると警鐘を鳴らしたことに呼応したものである。いまになって非常事態と言われても遅きに失した感が強いが、この消滅ショックはマスコミ秋採用試験の筆記問題に必ず出題されるだろう。

 行く行くは日本全体が限界集落のようになるというわけだ。ぼくも残り寿命は限界に近づいているが、炎は消え尽きる寸前に一瞬燃えあがる。ぼくも燃え上がってみたい。日本も消滅直前に燃えるのだろうか。燃えるのが集団的自衛権による武力行使では困る。

 
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