ペン森通信
シカ肉,クマ肉を食べようぜ
いなかの温泉に行くと特別料理の注文ができるところがある。特別料理とはイノシシ鍋、クマ鍋、シカ鍋などだ。長野県と岐阜県の境にある奥飛騨温泉郷の平湯温泉に行ったときも相方はクマ鍋を食べていた。ぼくは、クマ肉は硬いのであまり食欲が刺激されない。敬遠した。昔、八王子の高尾山のふもとに、イノシシ鍋を提供する店があった。そこはよく利用した。冬はぽかぽかと体があたたかく、気のせいか精力増進にも役立つようだった。

 本日23日、これまで保護されてきた鳥獣を捕獲できるように鳥獣保護法が参院本会議で改正された。高山植物や植林の苗木がシカに食べられる獣害が問題になっていたが、法律改正によって銃やわなでの捕獲がほぼ解禁される。これからは都会でもイノシシやクマ、シカ肉が食べられるようになるだろう。捕獲制限をしてきたのとハンターの高齢化などによって、全国のニホンジカは20年で9倍近くに増え11年度には261万頭を数えた。

いなかでは人口がどんどん減り限界集落や廃村が目立つが、一方で野生のイノシシやサルやシカやクマはわが物顔でのしてきた。野生動物が住む森林と里山との境目がなくなったせいで、これらの野生動物が人間社会に入り込んできて、畑の作物を荒らし人間まで襲ったりするようになった。今度の法律改正はこれじゃたまらん、という声を反映したのだろうが、ぼくなんかイノシシやシカを食べて野性的な魅力をぷんぷんさせようかと考える。

子鹿物語の小鹿も幼いころはめっぽうかわいかったが、やがて畑を荒らして憎まれるようになる。ついに山に放たれるのだが、赤ちゃんのころはシカもクマもイノシシもかわいい。人間も赤ちゃんはかわいいが、やがて憎々しく成長して犯罪を犯す大人になったりする。成長とか知恵はいい結果を生むどころか、じつは相当量の不純物を含んでいる。少なくとも人間もサルもイノシシもシカもクマも成長して知恵がつくと悪さをする。

以前、早稲田大学のゼミで千葉の房総半島で野生ザルの調査をしている女子がいた。ぼくも昔のことだが、房総半島のサルをめぐる千葉県庁内の捕獲派と保護派の軋轢を取材したことがある。早稲田の学生から聞いた話ではサルが増えすぎて年間1千頭を撃ち殺しているということだった。房総の房はサルのふさふさした毛にちなんだ命名だと耳にしたこともある。今回の捕獲制限の緩和も、過ぎたるは及ばざるが如し、だからだろう。

ペン森は夕食酒付という珍しい塾で、きのうもおとといも牛肉のすき焼きだった。来年あたりシカやイノシシの鍋を提供して見ようかと思っている。長野へ行ったとき、お土産にイナゴのつくだにを買ってきたら、若いひとは気味悪がってだれも手をつけず、結局ぼくが一人で焼酎のつまみにした。はたしてシカやイノシシを口にするだろうか。長野や熊本は馬肉文化がある。この両県の出身者は抵抗なく食べてくれるかもしれない。

あした24日、栃木県足尾の鉱害に遭った山で植林活動がある。ペン森生も参加するがせっかく植えた苗木も大半はシカにやられる。周囲の山には苗木の周囲を金網でかこってあるところもある。さすがに動物保護団体も獣害のひどさに声があげられないようだ。



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