ペン森通信
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「日本を取り戻す」は戦前回帰のことか
 新年おめでとうございます。またブログをはじめますが、今年は週2回の更新ではなく、週1回の更新になるかもしれない。ネタ不足もあるけど、受講生に対する講義の準備に時間をとられる心配がある。今週は「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」と「靖国神社」のちがいを話す予定にしている。学生のなかに「千鳥ヶ淵」の存在を知らないばかりか、「靖国神社」にA級戦犯が合祀されている、その意味するところを不可解に思う者がかなりいるからだ。

 今年の年賀状は自宅に100通ぐらい、ペン森に150通ぐらい計250通と例年より少なかった。暮れに出した年末状は500通を切った。要するに物故者が多くなってきた。あのひとはもう生きていないだろうと勝手に決めて年末状を出さなかった先輩から「恒例の年末状が届かなかったけど、元気だろうか」とこっちを気遣う年賀状が来て恐縮した。そのあとの文面は安倍自民党についての批判につづいて靖国参拝にも触れている。

年配のジャーナリストは大半が日本の先行きが気がかりのようで、自民党支配による特定秘密保護法の強引な成立をスタートに集団的自衛権の容認、憲法改正への流れを危惧するひとが目立った。安倍の「日本を取り戻す」というキャンペーンフレーズは戦前の日本に戻ろう、と言っているようなものじゃないかと疑う意見に同意。特定秘密保護法は天下の悪法、治安維持法に似ているから、秘密の指定を握る官僚次第で大変な悪法になりうる。

ぼくも安倍にはなんともいえない不気味さを感じる。かれは戦争を知らない世代である。ぼくは太平洋戦争のしっぽを知っているにすぎないが、体感的に安倍よりは実感している。
去年12月だったか、朝日の天声人語が毎日の川柳を紹介していた。「殺し合わずとも みんな死ぬものを」だったか記憶があいまいだが、戦争で強制的に殺し合わなくても、生きとし生ける人間はいずれ死ぬのだ、と。戦争という殺し合いを日本は放棄した国なのだ。

 中国や、北朝鮮が仕掛けてくるかもしれないとあおっている向きもあるが、こういう疑心暗鬼が一色即発につながりかねないから怖い。中国人のなかには「日本は攻めてくるのか」と心配する庶民もいるらしい。尖閣諸島という領土問題は鄧小平が後世の知恵に任そうと棚上げにしていたものを都知事だった石原慎太郎が火をつけて、民主党政権が国有化する動きとなって、中国も騒ぎだした。都には莫大な寄付が寄せられたが金はどうなった?

 太平洋戦争で日本人は310万人が亡くなった。まだ113万柱の遺骨が海外に眠っている。靖国神社には246万6000柱がまつられているがこれには、日清・日露戦争の戦没者も含まれる。問題は東京裁判でA級戦犯として裁かれた14人が合祀されていることだ。安倍の参拝は「東京裁判を否定し、過去の侵略戦争を肯定している」と中国や韓国から受け止められている。安倍はそれは計算できたがアメリカの失望表明が頭痛の種。

 第二次大戦で犠牲となった軍人・民間人は6000~8000万人とされる。ナチスのユダヤ人虐殺の犠牲者は600万人と言われる。尖閣諸島で熱くなるくらいだから、戦火を交えたら排他心が膨張して人間のもつ狂気が引き出され、多大の生命が奪われる。おれは安穏に樹木葬がいいとのんきなことがいえるのが一番だと思うね、やっぱり。




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