ペン森通信
安倍政権は民主党政権より悪質
ここだけの話だけど、と前置きして某くんがA男はB子に惚れてんじゃないのと席にいたみんなの気をひいた。ここだけの話は秘密が守られず、あっという間にひろまる。秘密には口外したい欲望が働く種類と、絶対に言ってはいけない種類のものがある。さらに妻や家族には口を閉ざしておきたい限定された秘密もある。浮気なんかがそうだ。ぼくには限定された秘密はないが、相手から死ぬまで黙って、と言われた人権上の秘密はある。

 人間には人生の過程で口にしてはいけない秘密を抱えたひとが多いだろう。それが本人には大事であっても、第三者にとってはなんだそんなの、というちんけな秘密だったりする。国家の秘密事項は軍事や外交関係を中心に30万件とも40万件ともいわれる。その数は大臣1人で見切れるものではないし、判断にも疑問が残る。そこで官僚の出番となる。官僚が秘密を指定する。指定の価値判断には個人差があるのに規定なくあいまいなのだ。

ぼくは国家に隠すべき秘密は当然あると思っている。だから全否定ではない。特定秘密保護法案は本日12月6日か、ずれ込んで国会の会期延長の末、じきに成立するだろう。参院も自民・公明の与党が強行採決すれば可決される。外国にも秘密保護の法律はあるが、それは情報公開や厳密な秘密指定のチェックを伴うもの、とされる。日本の秘密保護はその点、なにが秘密かが明らかでないままだし、国会や司法も関知できない性質の法だ。

なにを息せき切って成立を急ぐのか。アメリカの要請にこたえようとしっぽを振っているのだろう。安倍政権はまことに不気味だが、いつまでもつづくものではない。いつかは他の政権になる。だが、特定秘密保護法はそのまま生きていく。ぼくは自走して足が止まらなくなるときがあるが、法律も自走して抑止がきかなくなる。治安維持法は共産主義の浸透をせき止めるための法律だったが、やがて政権批判も検挙するように変質していく。

石破自民党幹事長の「大音量のデモは本質的にテロ」というブログによって自民とこの法律の正体が現れた。政権批判のデモはやがてテロ扱いされかねない。原発ルポなんかもテロを防ぐという理由で不可能になるかもしれない。テロ防止を錦の御旗として濫用してくる危険性も計算しておいたほうがよさそうだ。官僚や政府機関を取材する記者やライターは委縮せざるをえない。官僚たちの口はますますそっけなく固くなってゆくだろう。

ぼくの義父はナチス的な色合いをもった大政翼賛会宣伝部副部長をやっていたが、演説会場では刑事にいつも見張られていたらしい。「あんな嫌なことはもうごめんですよ」と義母が嘆いていた。治安維持法はしまいには共産主義とは真逆の立場にいる国会議員まで監視するようになっていった。法律は運用によって変わってゆくからはじめに議論して詰めておく必要がある。国民に害を及ぼすという意味で安倍政権は民主党政権より悪質かも。

朝日、毎日の秘密保護法大反対の大キャンペーンをものともせず、特定秘密保護法は可決成立する。公務員を縛るどころか、日本という文明の進化した国では人権すら危うくなってくる。多様性の芽も摘まれる恐れが出てきた。ここだけの話だけど、ぼくにも彼女ができました。ブスです。
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