ペン森通信
ホモ・サピエンスはカネに目がくらんだか
 きのう定期健診を受けた。医者が「元気ですね。75歳とは思えない」としきりに感心していた。「しかも脳梗塞をやったとはね」と付け足した。元気なのはペン森生、とりわけ女子のおかげだ。若い人たちに囲まれているから、無害放射能が体内くまなく行き渡っている。ペン森は再来年4月、創立20周年を迎える。それまではよほどの想定外の事件事故に遭遇しない限りぼくは命脈を保っているだろうが、年内か来年中には確実に息絶える。

 そうして世の中は何事もなかったかのように動いてゆく。ペン森やぼくの名前は歴史にとどめたいが、それは安倍晋三が残らないのと同じように歴史のかなたへ消え去るだけだ。仮に安倍が歴史に名を残すとすれば、小泉純一郎にならって原発ゼロを宣言し、それを実現したら後世に称えられる。原発の使用済み燃料の最終処分場は公募しているものの引き受け手はいない。使用済み燃料が無害化まで10万年、人類は10万年無事に存続するか。

 安倍が推進する原発輸出、再稼働ゆえに事故が起こり、アメリカが自国民の避難区域とする50マイル(80キロ)圏内の避難民が生まれても歴史のひとコマにすぎない。ゼロにすれば子子孫孫永久に事故は起こらない。原発事故が起こらず、有害な放射能も浴びない原発ゼロが現実すれば、人類の10万年は安泰だ。もっとも、核兵器不使用を堅守できればの話だが、広島・長崎や『渚にて』の再来があると、人類の未来はない。

 核のゴミの処分場もあてがないのに、原発推進なんて、こんな未来世代に対する無責任はない。それを許す現世代はどう考えてもおかしい。日米が共同でモンゴルに処分場を建設する計画があったが、2年くらい前、毎日のスクープでおじゃんになった。処分場の建設が進んでいるのは小泉が視察したフィンランドの「オンカロ」だけだ。地震国で地層の弱い日本と違って、フィンランドは固い岩盤の国とはそもそもの地層条件が異なる。

 「オンカロ」はすでに着工されているが、地下420メートルの地下に核廃棄物を10万年保管しておく施設だ。日本でも国内調査はやっていて理論上は技術的に閉じ込めておくことが可能だと、安倍はみんなの党の渡辺喜美の質問に答えているが、閉じ込めておくその管理はどの機関が10万年も引き継いで行うのだろうか。紫式部の『源氏物語』は1000年前、過去1万年にさかのぼると人類は大洪水や隕石によって大破局に見舞われた。

 このブログの」書き出しとは別にとんでもない方向に話が展開した。どうしても原発ゼロに引き寄せられてしまう。10万年と一口にいうが、10万年前は知恵あるヒトとして他の動物と区別する我々の祖先ホモ・サピエンスが地球上に広がりはじめたころである。どうもお金なら1兆円、歴史なら10万年というとてつもない単位を近年、軽く口にするようになったことが気になる。1兆円は100円の累積、10万年は1年間の累積なのだ。

 ぼくの元気は左足が多少、不自由なだけで心身の支障は目下のところないが、やはりj寿命が来たら果てる。小泉も安倍も同じだ。ただし、人類がエネルギー源として使用しているコントロールのきかない原発の放射能はほとんど寿命というものがない。ホモ・サピエンスの本質は理性的な思考を行う、のではなかったか。原発推進のホモ・サピエンスはカネに目がくらんで理性を失ったか。他の動物はカネを知らないのだ。

 
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