ペン森通信
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このまま終わりたくない、最後の一回を
酒井順子の『週刊現代』連載エッセイの今週の中身は性豪の話である。いまは老齢となった性豪が40代のころ、花柳界のお姐さんに折り入ってと頼みごとをされた。お姐さんは70代半ば。「私もそろそろ、人生の終り支度に入る年になった。このまま“あの事”をせずに人生を終えるのは惜しい。ついては、人生の最後の一回を、あなたにお願いしたいと思うのだが、どうか」と。「もちろんお引き受けしましたよ。意気に感じましたし」

老性豪は、選んでいただいて名誉なことだと感じたそうだ。そうしてめでたくことを成し遂げた。酒井女史が推察するに、それは性欲ではなく卒業式のように「もう終わったのだ」と後から納得するための、行事とか神事のようなセックス。お姐さんは区切りをつけたかったのだ。「もう一生しないのかもしれない」と思いながら、何年かを過ごした中で「最後にもう一度だけして、思い残すところをなくしておこう」と思ったのではないか、と。

ぼくも、もう一生しないかもしれない、と考えながら、何年かをすごしている。だが、もう一度というわけにはいかない。実戦能力の実弾がない。どれが最後かわからないまま、区切りもけじめもなく、いつの間にか最後が終わった。ここ数年、完全なセックスレスである。男性は80歳くらいまでは性に関心があるといわれる。ぼくの場合、実際には永遠のゼロだが、間もなく75歳になるのにまだ気分だけは現役バリバリのスケベだ。

 ペン森の卒業生女子のなかにも夫婦のセックスレスで悩んでいる20代30代がいる。酒井順子のエッセイにこんなくだりがある。特に結婚生活が長い人を中心に、多くの人はセックスレスライフを送っている。同世代が集まると「あなたも?」「あったりまえじゃない」「もうこれから一生しないのかもと思うと、寂しい」。ぼくと同年齢の友人は60代のとき聞いたら、週1と言っていた。悩めるペン森女子は「せいぜい年2回なの」と。

 この種の嘆きを女子から直接耳にするのは、一度やニ度ではない。とくに最近は多い。男子の側に問題がありそうで、原因は仕事の疲労、ストレス、精力の減退。第二子や第三子はあまり期待できない。大問題だ。朝日新聞調査によるとセックスレスは20代11%30代26%、40代36%だが、もっと多いのではと感じられる。女子がぼくに対してそういう秘すべき夫婦間の話をするということは、かなり悶々としている証左だろう。

 ぼくも最後の儀式を行いたい、と切に思う。相手の女性が70代なら願い下げだ。やはり20代。秘薬を使っても反応はむずかしいが、ぼくのほうが無力の状態であっても、怒らない寛容ない女子がいい。20代ならだれでもいいというわけではなく、それなりの愛情がぼくになければならない。そうすると、候補が1人いる。強いて言えば2人。相手が応じてくれるかどうかは考えない。ほとんど勝手な妄想で絞ると、2人だけはいた。

 ところで10月14日は「体育の日」だが、「鉄道の日」でもある。74歳と日帰りで列車に乗って旅をしてくれる20代女子はいないかしら。贅沢は言わない。だれでもいいよ。
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