ペン森通信
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小泉純一郎の原発ゼロはあっぱれ
山崎豊子が亡くなった。これで福島第一原発をめぐる人間の矛盾、欲望、無責任、汚濁、闇を追及してくれる作家が消えたと思った。山崎が原発許容派か反対派かは知らないが、入念執拗な取材を進めて行くうち、このエネルギーは核兵器への準備にもなり、人間の制御できないものだと改めて指摘して、鋭い作品に仕上がるだろう。なにしろ放射能を含んだ燃えかすを始末する場所がないことひとつをとっても、未来世代への負荷は重い。

 山崎なきいま、期待できるのは元総理、小泉純一郎だ。小泉は今年8月中旬、フィンランランドの島で建設が進んでいる使用済み核燃料の最終処分場「オンカロ」を見に行った。
同行したのは三菱重工、東芝、日立製作所など日本で原発が製造できる原発メーカーの幹部である。この幹部たちが地下400メートルに10万年以上にわたって閉じこけておく施設にどのような感想をもったか知りたいが、だれも取材しようとしないのだろうか。

 ところが小泉は毎日新聞の政治コラム『風知草』の執筆者、山田孝男に電話をかけてきて、「原発ゼロ」の姿勢を鮮明にする。小泉は首相退任後、メディアのインタビューには応じてないから事前にインタビューを申し入れていた山田にこのような形で自分の意思を伝えた。小泉の「原発ゼロ」が8月26日の『風知草』に掲載され、大きな反響を呼んだのである。その後各週刊誌賀取り上げ、小泉の考えはじわじわと広がりはじめる。

 今週はきょう10月1日発売の『週刊朝日』がトップ記事で扱っている。「小泉純一郎元首相 脱原発宣言60分」。これは60分にわたる講演の内容を紹介している。「原発が動かなくなってもう2年ぐらいになる。ことしはもう(稼働は)ゼロですよ。(それでも)平気で生活している。政治が早く、将来原発ゼロにしようという目標を打ち出せば、多くの国民がどんどん協力すると思いますよ」。国民は節電で協力してくれると見通しているのだ。

 しかし安倍政権は再稼働、原発輸出へと動き出している。小泉とはまるで反対の行動である。小泉は言う「(日本には核のゴミの)最終処分場がない。原発がいちばんコストが安いと3・11の前までは、電気事業連合会の資料で説明していました。しかし,今はこの資料を信じる人はほとんどいない。私も信じられない。第一、これまで54基の原発を建設する際に、どれだけお金を使っているか」。じゃどうするか、小泉は以下のように唱える。

 「原発に投入したカネを、それくらいの額を、自然を資源にするさまざまなエネルギーにこれから向けていく。私は日本国民なら必ずできると思う。そういう大きな転機がこの大震災でやってきたと捉えたほうがいいと思うんです」。相変わらずのワンテーマ主義だが、このテーマは郵政民営化よりも賛同者が多いだろう。安倍は小泉によって幹事長や官房長官に引き上げられた。小泉が元であるのが惜しい。山崎なみに秘密を露呈してくれるか。

 小泉はもはやあまり影響力はないと言われるが、原発講演の参加費が2万8000円と高額なのに、200人以上が並んだという。人気と期待は、安倍以上かもしれない。息子の小泉進次郎が復興政務官に就いた。進次郎よ未来世代のために、無害になるまで10万年かかる脱原発クーデターの首謀者になって未来に名を残せ。

   

スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://penmori2007.blog108.fc2.com/tb.php/579-f42b2955
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

瀬下先生

Author:瀬下先生
FC2ブログへようこそ!





最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。