ペン森通信
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新聞の役割は終わったか
週刊ダイヤモンド』の経済ニュースを疑え!(5月25日号)が気になって買った。「スクープの裏側「誤報のカラクリ」「“売買”されるニュース」「ニュースの未来」といった記事よりも「高まるメディア不信 報道スタンス全網羅」という図表と解説にまず目をひかれた。とくにNHK放送文化研究所調査の世代別の新聞購読率が示す未来予測に照らして考えると、ペン森の受講生が減少するはずだと思わざるをえなかった。

なにしろ、新聞購読率は10代7%、20代13%、30代23%にすぎず、かくも新聞離れは深刻である。ペン森の受講生は20代だから13%のうちから数人が来ていることになる。解説記事にいう。「あらゆる情報が瞬時に駆け巡るインターネット上には、大手メディアが情報を一部しか報じてないと疑問視するコメントが数え切れないほど並ぶ。(略)
既存の大手メディアに対する信頼が失墜したと指摘される機会も増えた」

 信頼失墜は、「続出する誤報などの質の劣化や、過剰に保護されたメディア企業自体の既得権益化」があると解説は付け加える。既得権益化とは新聞社、テレビ局の系列化をはじめ新聞、雑誌の再販制度(他商品ではない定価販売の義務づけ)やテレビ局の免許制(新規参入しにくい)などだ。企業自体のハレンチ的な劣化もある。日経社長の特定女子社員の愛人とか共同通信人事部長の女子受験生ホテル誘いセックス強要などである。

 共同は人事部長をくびにしたが、日経は社長個人のスキャンダルなのに会社がそれを暴いた週刊誌に提訴の姿勢を見せ、上層部の劣化現象ははなはだしい。社長をいさめるどころか、逆にとりいった。これじゃ過酷な労働にあえぐ記者は、腹も立つし恥ずかしくてたまらない。とりわけ企業広報やニュースリリースに依存しがちな日経記者は牙を失って、上の不始末にも目をつぶるような記者らしくない体質になっているのかもしれない。

 『ダイヤモンド』の記事でぼくが一番身をいれたのが「ニュースの未来」だった。203X年の近未来メディア予測 記者は疲弊し報道の質は低下、と副題にある。日本に2社となった大手新聞社で働いている記者は、人間の行動を分析するリストバンド型の情報端末を手首に巻いている。この記事自体、大手新聞社の記者が副業で書いたような匂いがするが、203X年の読者がどの程度減少したか、さらに地方紙のことは全然触れてない。

 楽しみにしながら目を通したのだが、読むべきところは自動記事作成システムと自動ニュース編集サービスという技術進歩のくだりだけ。要するにグーグルやヤフーの時代に移行してゆくということだ。日経の営業にいて、新聞に見切りをつけてグーグルに転じたペン森生がいたが、先見の明があったかもしれない。ぼくは、新聞は惰性で読んでいるようなところがある。毎朝配達してくれるそのありがたさに内心、いつも感謝している。

 ホリエモンのインタビューも掲載されている。「新聞は…オールドメディア過ぎて…」という感想だが「過ぎて…」の…は「もういらない」と読める。しかし、独特の販売店制度があり、新聞の家庭における日用品化、すなわち文化性と民主主義を促した役割は憶えていてもよい。
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