ペン森通信
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社会主義日本は幸福だった
10年近く前に出した作文の題に「自由と民主」というのがあった。自由は競争、民主は平等だと言い添えたことを憶えているひともいるだろう。戦後の日本は民主に寄りかかった自民党政治がつづいた。ぼくは経済学にも経済にも疎いが、供給側に立った市場原理の新自由主義は小泉純一郎内閣のときに採りいれられ、比重を増した。この内閣が格差を拡大させた、いうのが定説となったようだ。このときから不平等がはっきり見えはじめた。

 不平等はもちろん富を分配される側、需要者の不平等である。戦後の日本は長い間、社長と新入社員の給料が13倍の差しかない平等社会だった。富の分配が平等に行きわたっていた民主社会だった。自民党政治もなかなか弱者への目配りがきいていたのだ。ところが世界は国境が低くなり大量のヒト、モノ、カネ、情報が行きかうようになり、同時にアジア経済の台頭である。日本がその対応に忙しくなる過程で、強者と弱者が色分けされた。

 ワーキングプア、非正規労働者、契約社員、年金老人、生活保護家庭などは弱者に入る。
ぼくは紛れもない年金老人だが、これまでの戦後民主社会の恩恵にひたってきて、マイホームを建てることもできた。あと半年すると75歳になり、自嘲的な表現をすれば後期高齢者の仲間入りをする。あと何年生きているかわからないが、この年にして将来不安はぬぐいきれない。自分自身のことに限定すれば1に健康不安、2に経済不安である。

 ついきのう13日に血液採取と頭のMRI撮影をしたばかりだが、すべからく無事健康というわけにはいくまい。左足の弾力のなさからして、ちょぼちょぼと脳梗塞は発生中であろうし、肝臓の劣化は背中のブツブツとなって現れた。結果によっては酒の制限があるにちがいない。そうすると、ぼくの楽しみは旅のみとなるが、これは旅費・宿泊費が必要だ。ここで、年金老人はたくわえがないことに震えてしまうのである。

 母の日に名称が変わったが、振り込め詐欺の被害老人たちはなんと金持ちだろうと思う。負債を含む個人資産140兆円の半分は60歳以上の高齢者が抱え込んでいるというし、老人にも金持ちはいるのだ。アメリカの上位1%の所得は全体の20%というからこれはすごいが。それに比べれば、ぼくがペン森というライフワークに投じた2000万円は微々たるものだ。むしろライフワークを持っている幸せの価値は計りしれない、と威張りたい。

 このライフワークから派生した幸せには旅友の男子は当然、女子もいることが含まれる。ぼくのような年金老人はほかに何人もはいないだろう。背後に国民皆年金、皆保険という民主平等の社会主義日本が支えてきたから、幸福の享受が可能なのである。いやしくもペン森出身のジャーナリストたちは、社会補償費という老人医療費が年1兆円かかるとはいっても、皆保険、皆年金の崩壊を防ぐためにペンで戦ってくれるだろう。

それは自分の将来のためだし、子孫のためでもある。戦後築いたこのダムが壊滅したら、日本の先行きはさらに細くなる。ぼくが好きなことに没頭できたのは戦後社会主義のおかげ。保険による健康と老人を大切に扱う金があったからだ。健康が心配だが、これから1日でも長く好きなことをやってすごしたいもんだ。
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