ペン森通信
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採用面接は大胆さにも加点しろ
 18期生春採用の結果がそろそろ判明する時期となった。16日までに、民放キー局1(中央法)、共同通信2(一橋院・中央法)計男子3人が内定した。朝日の最終面接は17日で男女各1人が受けるが、2人とも可能性は高い。だが、ペン森生は急激に受講生が減っているので、全員が内定しても15人にも達しない。先週、前に記者をしていた社のOB連中との会合に出たのだが、メディア人気は衰えたというのが大半の感想だった。

 作文のお題は日経「ぶつかる」、朝日「政権交代」、共同「転機」、読売「世論」、NHK「変」、
毎日「門」。いずれもそんなに苦労するような題ではない。例年どおり、ペン森生は総じて筆記落ちはしないが、面接でこぼれ落ちる。面接は明るくポジティブで感じのいい若者であることが絶対条件である。しかし、そのような条件を満たしても、正義感の強いいい記者に育つかどうかはわからない。入社してから上司に恵まれなければ、鬱陶しい。

 採用時に感じのいい若者であっても、そのまま成長してゆくわけではない。場合によってはニ度と見たくない嫌な奴に変わることもある。それは、大抵は上司からいじめられたせいである。世の中には力や立場の弱い者をいじめることで快感をおぼえる者が少なくないのだ。ぼくは新人記者のころ、1年上の先輩記者と支局長にやられた。先輩記者はこっちがまだ要領の悪い新人だから仕方ない点もあった。支局長はぼくにだけひどかった。

 支局長が車を運転していて交通違反でひっかかった。まだ点数制度のないころである。交通課の警察官が違反書類をもっている。「おまえ、もらい下げてこい。それも警察担当の仕事だ」と支局長はぼくに命じた。ぼくは警察署に行って「うちの支局長を逮捕してくれ」
と頼んだ。逮捕するほどの罪ではないことくらいわかっていたが、腹にすえかねた。しぶしぶ支局長は警察に頭を下げたようだった。昔は堂々ともらい下げも通じたのである。

 東京23区内の警察を担当していたころ、警察署の署長の次に偉い次長の机の上にはもらい下げを依頼する紙があったように記憶する。もらい下げを頼むのは新聞記者や区会議員たちだっただろう。ところが制度が変わって交通違反も点数制が導入され、もらい下げは自由にできなくなった。ぼくのように要領悪く不器用に生きる者にとっては願ったりかなったりである。幸いぼくは人間が鈍感だから、若いころに比べてけっこう気長になった。

 ぼくがいじめを深刻に受け止める性質なら、新人記者時代に参っていたにちがいない。組織にはいじめられるタイプもガス抜きとして必要だと言われるが、ガス抜きの対象にされたらたまったものではない。優秀2、ふつう6、不出来2、の割合で組織は動くという説がある。優秀2と普通6で生産力の100近くをまかなうらしいが、これは現代には通用しまい。出来が悪い2のなかにけた外れのPC専門家がいたりするからだ。

 アベノミクスは、過去の経済学に照らすと失敗の恐れがあるという。ぼくはその恩恵を受けないが、大胆な政策転換には賛成だ。メディアも学者もアベノミクスに関してまだ慎重なところがある。ぼくは採用面接にも大胆さを加点してほしいと思っている。そうしたらメディアもおもしろくなるだろう。

 

 
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