ペン森通信
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体育会系の暴力はやむか
柔道全日本女子の園田隆二監督が辞意を表明した。全柔連は続投させる方針だったが、その考えは世間の風圧に吹き飛ばされた。ロンドン5輪代表を含む女子選手15人が連名で全柔連ではなく、日本オリンピック委員会(JOC)に告発文を提出して監督交代などを求めていた。はじめから、全柔連は相手にされていなかったのである。クーデター的なこの告発の原因は、園田監督が暴力や暴言によって女子選手を傷つけたという点ある。

 15人の連名というのは、選手たちがよほど腹にすえかねた末の結論だっただろう。園田監督は目のくりっとした丸顔の優しい印象で獰猛な印象はないが、暴力的な体質がひそんでいたのだろう。定期的に食事会をしてざっくばらんに懇談してコミュニケーションがとれていると感じていたらしい。ぼくは毎晩ペン森で食事会をしてざっくばらんに女子と懇談しているが、ざっくばらんすぎてひんしゅくをかっている。

自分のほうからだけの一方的な信頼だった、という意味のことを監督は繰り返したが、これは相手も信頼してくれていると錯覚していた、ということだろう。相互信頼していると思っていても所詮は勝手に思い込んでいるだけなのだ。ずっと愛していると信じていたのに、夫婦の3分の1は破局を迎え離婚する。信頼というのは明確な形に現れない分、あいまいで実体はない。ただし、明らかにうそをつけば信頼関係は崩壊する。

女子柔道の告発問題は、大津の中学生いじめ自殺が引き金になったにちがいない。折しも、大津市の第三者調査委員会はいじめとの関連を指摘し、いじめによる自殺と認定した。加えて報道の問題点も指摘した「報道合戦は異常でセンセーショナルなものだった。マスコミの存在意義はどこにあるのかということが、各社、各記者本人に突きつけられている」と批判した。なかでも読売新聞の関連記事について「虚偽」とまで踏み込んだ。

ぼくの小学校入学時代は太平洋戦争末期で、校舎には米軍の上陸に備えて兵隊が詰めていた。そこで見たのが暴力だった。若い上官が年配の部下をなぐる。軍隊は暴力装置だが、内部も暴力支配がまかり通っていた。しかし、部下が上官をなぐることはなかった。上意下達方式。ぼくがいた毎日新聞社会部では宿直の晩、部下に殴打されて翌朝目の下を真っ赤にはらしていたデスクがいた。新聞社も暴力的だったが下から上へも珍しくなかった。

新聞社は体質が古いままのところが多いからけっこう暴力的である。近年は肉体よりも暴言だ。読売は体育会系と評され、やれ坊主になったとか土下座をさせられたとか、暴力的なイメージがつきまとう。大学では暴力的できつい体育会をきらって、サークルや同好会が生まれたが、サークルや同好会は締めつけもゆるい。本来、体育会の暴力には社会も寛容なところがあった。星野仙一は鉄拳監督と呼ばれるが、むしろこれは愛称に近い。

大津市の第三者調査委員会が報道合戦批判を行った対象は、メディアスクランブルに対してである。たとえば被害者や遺族の家へ新聞・テレビ・週刊誌が波状的に押しかけ同じ質問をする。「こういう場合、きみは被害者や遺族を取材するか」と面接できかれて、「行きません」と答えたら、まず落とされる。メディアは読者や視聴者が女子柔道みたいにグループで結束して告発しても意識は変わるまい。さあ、面接で言い負かすとよい。

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