ペン森通信
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ノーベル賞受賞おめでとう
いつかは受賞すると思われていた山中伸弥京大教授がノーベル賞を受賞して、日本中が沸いた。少なくともメディアは興奮一色だった。ぼくは群馬の温泉から帰ったばかりでテレビをつけるとそのニュースがホット・ニュースとして報じられた。山中教授の名前の「伸弥」は友人と同じなので、関係ないけど、親愛の情をおぼえていた。さらに教授に関することを毎日新聞の理系大学院出の5期生女子がよく記事にしていたので関心があった。

といってもぼくはできの悪い文系の老人ときているからiPS細胞なんて、1ミクロンもわからない。授賞理由は「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。これも理解を超える。どうも再生医療や難病の仕組みの解明などにつながる革新的な功績らしいが、ぼくは再生医療というところに多大の興味を抱いた。まもなく74歳になるが、この再生は老齢者には及ぶのか及ばないのか、というただ1点の興味と関心である。

インタビューを通じて知った人間性は一言で言うと「孝のひと」と言う印象であった。父や母に対する深い孝心を公にするところはいかにも古い旧式の日本人だ。「死んで父に会う」とNHKでは言っていた。孝心がなければ言えることではない。えっ、山中教授もいずれは死んでしまうのか、再生はないのか、と一瞬ぼくはふしぎの感に打たれた。よこしまな期待があったからね。再生能力はどうやら不老不死とは密接な関係はないみたいだ。

ぼくのよこしまな期待というのは言うまでもなく、秘薬も効かない能力低下の再生はな
らないかということ。やんぬるかな、74歳を目前にしてあきらめるわけです。これが遅いか早いかは、他人に聞いてないので分明ではない。ぼくの再生なんて微小なことだが、6日に訪れた八ッ場ダムに沈む運命と言われた群馬・川原湯温泉は悲惨。吾妻線の川原湯温泉駅とともに標高の高い山上に移るというが現在はわずかな旅館が営業しているだけ。

すべての旅館が営業していたころ3期生と草津合宿の帰りに寄ったことがある。そのとき入浴した共同風呂はそのままあった。300円を払って、渡り廊下をぬけて露天風呂に浸かると底に木の葉が沈んでいた。昼どきだが、近所に食堂はない。「駅前に行くとなにか
食べられますか」「ないですよ」「コンビニはありませんか」「タクシーに乗ると行けるよ」。おばさんの助言にしたがい、その浴場で食券を買ってインスタントラーメンを食べた。

 すでに旅館の半数は、あたかも三陸の津波跡のように、敷地の斜面にコンクリートの基礎部分だけを白く残していた。もはや栄華の再生はない。地域の住民たちはダム建設に翻弄され、共同体はばらばらになり、人間関係もずたずたに裂かれ、浴衣姿も行きかわず下駄の音もしないわびしい温泉通りとなった。再生医療の進化にはめざましいものがあるのに、地域再生にはどうして進化がみられないのだろうか。川原湯温泉を壊したのはだれだ。

 もしかしてノーベル賞の騒ぎはもう一回あるかもしれない。村上春樹の文学賞である。大江健三郎の欧米におけるPR活動は本人が来てたいしたものだったとアメリカの日本人教授から聞いた。川端康成は候補になってから10年待たされたそうだ。井上靖は万年候補のまま没した。村上春樹の受賞スピーチを聞きたい。脱原発のアピールをするだろう。


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