ペン森通信
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人生の旬の時期について
五輪サッカ―の優勝候補だったスペインが日本にもホンジュラスにも敗れて、まさかの予選落ちとなった。ホンジュラス戦ではゴール練習みたいに24ゴールを放ったが、ことごとく枠からはずれ、経済で苦悩するスペインを象徴するかのような試合経過と結果だった。それに比べれば、北島の平泳ぎ100の完敗は、大リーグの松井やイチローと同様、年齢的にはアスリートとしてのピークがすぎた結果だろう。旬が過去になったのだ。

人生だれでも旬の時期がある。オリンピックは4年に1回だから、前回の北京が最高潮だったのに、今回のロンドンは下り坂という選手もいるにちがいない。柔道女子の福見友子は北京では谷ヤワラに勝ったのに代表になれなかった。旬のすぎた谷は銅。福見は北京が実力の頂点だっただろうが、めぐりあわせで、ロンドンで戦うことになった。すでに引き潮だったとみられる。いまが旬かどうかを見極めるのは本人もきわめてむずかしい。

ぼくは自分の最高潮時は37歳のときだった、と思う。怖いもの知らずの感があって自信満々。社会部きっての書き手だといわれたし、自分でもそう思っていた。その後は現在に至るまで余韻で生きているようなものである。振り返れば、人生のある時期、たしかに旬がある。ただそれは人生の長さからすれば、ほんの一瞬にすぎない。その一瞬をずっと引きずって自慢をするひとは一瞬の栄光にいつまでもひたっている幸福な人種だ。

男子はおおむね30代に旬を迎え、才能が冴える。女子は男子にくらべ、見目が麗しいかどうかという外見上の問題がつきまとう。ぼくも面接官をやったことがあるが、きれい系可愛い系は多少頭のねじが緩んでいても見た目の邪魔になるものではない。女子は20代が容姿の旬だ。男子は旬を迎える前が就活、女子はまさに旬の真っ盛りに就活の時期に突入する。断然、女子が有利になるわけだが、女子の蝶よ花よ、はすぐ終わる。

賞味期限は男子のほうが長い。いつまでもじっくり味わえる。女子はその点、不利。蝶は飛び去り、花はしおれる。口うるさいおばさんになる。賞味期限は短い。長じて男子は好々爺となり女子は鬼婆となったのは、地震雷火事おやじが猛威をふるった時代の話。好々爺と鬼婆とは言い得て妙ともいえるが、いまどき好々爺も鬼婆もほとんど存在しない。じじいもばばあも気が短くなってイライラして、近親への口うるささもハンパない。

きょう毎日朝刊で香山リカがコラムでウルグアイのムヒカ大統領のスピーチについて書いている。ウルグアイは人口300万人、佐賀県と同じくらいの経済規模だが、自然に恵まれ資源は豊富。人々はローンの支払いのために働きすぎていると大統領は言う。「2倍働きローンの支払いに追われていたら、幸せな人生は一瞬ですぎて、私のような老人になってしまう」。それじゃ老人は幸せではない、というわけ? 日本の老人は幸せだぜ。

先行き不安な若い世代よりも老人は幸せ感がある。なんたって年金逃げ切り世代だし、上り調子の経済に身をゆだねてきた。日本が旬の時期に人生を送った層だ。史上最高の幸福を味わったくせに、文句だけはいっぱしいう扱いにくい世代。でもぼくは人生まだ最高潮、女子から誘惑の手が伸びてくる何回目かの旬がはじまっている。







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