ペン森通信
利他の精神を発揮せよ!
マスコミ各社の春採用の季節がすっかり終わって、秋採用というか夏採用というか7月にはもうESの締め切りが迫っている。20日締め切りの共同を皮切りに31日読売と続く。筆記試験は夏真っ盛りの8月に集中する。春と秋(夏)のあいだがじつに短い。ぼくが入社したのは1962年だから50年も前だ。当時は朝日、毎日、読売、NHKは10月か11月、同じ日に年1回しかなかった。失敗すると1年待ちだから、必死だった。

ぼくは毎日の1社しか就職試験は受けてない。一発必中。先日同期生会があったが、ぼくは出席しなかった。どうせ古い思い出話と病気自慢で盛り上がるに決まっているからである。当時は東京と大阪、九州で採用していたが、カメラマンも含めて記者は全社で60人だったそうだ。東京は書く記者26人?東京オリンピック直前かつ高度成長期で増員をはかったのだろう。幹事によると連絡がとれたのは48人。12人は行方不明か死亡。

まあ、幸福な同期生といっていいだろう。48人に連絡できたというのだから、ペン森よりも所在確認はすばらしい。ペン森は創立17年をすぎたが、いったい何人が入塾し、在籍したのか不明だ。長いあいだ黙って来ないから来ないものだと思っていると、久しぶりですとひょっこり顔を出し、また来なくなる。これでは実体がつかめない。最新の17期生ですら27人が在籍していたが、次第に消えて行って、現在は新人を含めて8人。

内定者はだんだん顔を見せなくなる。顔を出して新人にアドバイスをしてくれるひとは、人の恩とか縁を大事にする見あげた存在だなと感心する。先輩が残していってくれたESや作文のお世話になり、あるいは直接先輩に指導を乞いながら、あとは知らんふりという人間失格もいる。人間失格者はこのところはっきり目立つようになった。こんなのを採用しちゃだめだよ、と叫びたくなるが、内定してしまったりする。採用側には見る目がない。

ペン森をはじめるとき、友人の河合塾幹部に「受講料は厳しく取り立てねばつぶれるよ」と忠告された。最初は安く設定してしまい、学生が値上げ要望をだした。営業活動も活発でビラやポスターづくりと大学就職課ヘの連絡、路上での配布活動まですべて内定者が手分けしてやってくれた。1人だけ受講料未払いの2期生男子がいたが、あとはきっちりしていた。受講料未払いだと生涯の負い目になるはずだが、いまはそうでもないらしい。

3・11以来、思いやりや絆が言われるが、これを翻訳すれば他人に対するやさしい配慮ということだろう。利他の精神と言ってもいい。河合塾の友人が指摘したとおり、ペン森はつぶれたも同然だが、卒業生の寄付やキリンビールの差し入れなどの利他の精神によって命脈を保っている。利他の精神を持続せねばとぼくは近々、ミレーの「種をまく人」をまた山梨県立美術家舘に見に行く。種をまいていい芽がでた、という例は最高の気分。

6期毎日男子の小沢一郎金銭追撃特ダネ、10期読売女子の社長賞と副賞50万円、12期朝日男子のその後の被災地南三陸報道・意見、そして10期雑誌女子記者の共同通信への連載「民芸を旅する」・・・ ぼくもミレ―並みに力強く大地を踏みしめて種をまくから、みんないい芽をだしてくれ!

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