ペン森通信
彼女が放送記者を辞めた理由
 女性は慎む必要はないですが、お酒は控えてくださいね、と前振りをしてペン森卒業生女子から大放送局退職のお知らせメールがとどいた。ドキュメンタリーカメラマンに弟子入りして、修行中とのことだ。

「そもそもこういうことになったのは、3年前に実家に帰り、私の出た小学校の話を聞いたことが始まりです。私が卒業した15年前には1クラス20~30人いた子どもたちが、少ないクラスで数人になっていました。そのとき、自分のふるさとが消滅する危機感を強く感じたのです」

「先月、宮城県七ヶ宿町の稲子集落で話を聞いたのですが、70過ぎのおばあさんが、50年前に嫁に来たときには100人いた集落が今や4人になってしまったそうです。虫の声がやたらとうるさくて、自然が人里を襲撃しているような印象を持ちました。集落を出て行く人たちが自分の田に杉を植えていくため、どんどん森が人里に迫ってきています」

「現実的な人の住む面積だけでなく、伝統や慣習、自然との接し方など、グローバル化しているといいながら、日本人は何だか窮屈になっているような気がします。写真と言葉を組み合わせることで、今の日本の地方から見えてくる何かを伝えたいものですが。。。」

 なんという健気な精神だろうか。この香気あるたくましい転進にぼくは打たれた。既存のマスコミで仕事をしたいペン森生に対してぼくはよく言う。独立して自分でメディアをつくって発信する気概をもってくれ。やっと、その気になってくれたペン女が現われた思いがする。
 彼女は5年間放送記者として従事し生活は安定していた。独立してドキュメンタリーでは食っていくのが大変だ。メールはこう締めくくられていた。「今度、お会いしたら、貧乏談義をしましょう!」

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