ペン森通信
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新旅友との紀行文に期待
 最近、やたらと眠い。ペン森に出てくるとき電車の座席でうとうとしてしまう。開いていた本を床に落とすこともしばしばだ。睡眠は十分とっているつもりだが、長年の疲労が蓄積しているのかもしれない。あるいは飲み疲れかもしれない。最近、遠出の旅をしてないから、ストレスがたまっている恐れもある。旅は肉体的には疲れるが、精神的には爽快である。久しぶりに日本海沿いに北上して山形・鶴岡の藤沢周平記念館へ行ってみるか。

せっかく新しい旅友志願女子が現れたことだし、遠出をしないテはない。鶴岡の温泉といえば、湯野浜温泉がある。晴れていたら、さぞや日本海に沈む夕日がきれいだろう。女子と窓からみれば、いかにもロマンチックだ。ところがぼくはあんなに鶴岡を訪れたのに湯野浜温泉には泊まったことがない。温海温泉には出版社勤務の8期女子2人に誘われ3,4年前に行った。ぼくの鶴岡市内泊はビジネスホテル「ルートイン」だ。

だれといっしょでもぼくはシングルを予約する。女子が連れなら、なおさらひとり寝がいい。ぼくはいびきをかくことがあるから同室にだれか寝ていると、えらく気になる。それに小便がますます近くなった。やむなく温泉で同室の場合もあるが、そういうときは、トイレに近いベッドを使わせてもらうことにしている。年をとると若い時分には考えもしなかった事態が日常的になる。ぼくの旅相手は若者しかいないから、楽しいけどつらい。

じつは旅でひとり寝をするようになったのは40歳くらいからである。ぼくがJTBと航空会社とホテルの営業マンが集まった会の会長にまつりあげられ、九州などへ旅をしても寝るのはいつもひとり。旅のプロたちは疲れないためには絶対にひとり寝ですと勧めたから、以後、ひとり寝が快適になった。もちろん飲酒の果てだから多少、それだけでも同室者に迷惑をかける。だれにも気づかう必要のないひとり寝が最高の贅沢なのである。

早いとこペン森を閉めて、紀行ライターになってみたいという欲望がうごめくことが多くなった。ぼくにも自由時間をくれ、と叫びたい。せいぜい2泊か3日の旅しかできない身がかわいそうでたまらない。同年齢の年寄りたちの大半がひまをもてあましているというのに、ぼくには余裕がないのだ。ローカル線乗り継いでのひとり旅もいいが、気のおけない若者とのふたり旅もきわめて趣味に合致して気分はいい。

紀行文は会話が弾む相手が同行してくれ、道中の会話や同行者のひととなりを挿入すれば単調平板さを消すことが可能だ。内田百の一連の『阿房列車」、山口瞳の『温泉へ行こう』しかりである。その点、宮脇俊三は同行相手がいない場合のほうが多い。紀行文を文学にまで昇華させたかれは、列車や線路や駅そのものや窓外の光景を描ききったので同行者は必要なかった。ぼくの新旅友とのふたり旅はよき紀行文を生んでれるにちがいない。




 
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