ペン森通信
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替え玉検便の時代に比べると・・・
 ESの項目に「いまだれにインタビューしたいですか」というのがあった。昨年京都大学で携帯電話によるカンニングが発覚して逮捕された受験生をインタビュー相手にあげたペン森生がいて、ぼくはそのセンスに感心した。その後かれは大学に進学したのだろうか、あるいは世間の目を恐れてひきこもってしまったのだろうか。これで逮捕するほどあくどい行為か、という意味のことをぼくはこのブログで書いた。

 採用試験の一環としウエブ試験を課す企業が多いらしい。その試験を代わりの者にやってもらう替え玉受験が当たり前のようにおこなわれている、と聞いた。昨年から経団連の申し合わせで10月1日に就活は解禁されたが、その分就活の期間は圧縮された。会社説明会やES提出が2カ月間に集中して、学生は忙しい。神経的に参っている学生も散見される。焦って替え玉ウエブテスト受験を頼むのだろう。替え玉には当然、謝礼を払う。

 冷静に考えればもちろん替え玉なんて、やっても頼んでもいけないことだ、と分別がつくはずだが、焦りまくって、もはやプライドもなにもない。ぼくには替え玉を頼む気持ちがまったく理解できないが、もしかしてぼく自身がESの替え玉記入をしていると考えるときがある。記入文章の点検は仕事のうちに入っているが、文章記入まで依頼されることがある。そうすると、これは本人に成り済ました行為になるのではあるまいか。

 ぼくはESの提出締め切り直前に「みてくれ」と頼まれると、内心では「この内容では通じないよ」と毒づきながら妥協してOKを出してしまうことがけっこうある。直しても、それはぼくの価値観を注入しただけのことで、本人の考えを反映したものではない。清書の時間を考慮すれば、とてもアドバイスで片付ける余裕はない。テンパった状態の本人はもう恥も外聞もなく、1から10まで他人に頼り切らざるを得ないのだろう。

 頼られるぼくは替え玉受験とほとんど同じインチキをしているわけだ。近年の若者は考えること、思考が苦手だからすぐ答えを求めたがる。スマホやPCなどのコミュニケーション機器は思考というプロセスを省いて瞬時に答えを出してくれる。それに慣れた若者はプロセスを他の知恵者に任せて結果だけを得る。これじゃ思考力が衰えていると懸念されるのも当たり前だ。ペン森17年、ESや作文が示す学力の低下は明らかである。

 いつからか検便がなくなった。マッチ箱に便を少量入れて学校にもっていったものだった。ぼくは自分のものを持参したが、なかには他人のものを入れる子もいた。妹が「姉ちゃんのを貸して、次は私のを返すから」という会話を耳にしたのを記憶している。これも替え玉だ。なかには犬の便を入れてごまかそうとした男の子もいた。ウエブテストの替え玉は金銭のやりとりがあり学生間の取引が成立しているようだが、検便の可愛いさはない。


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