ペン森通信
十人十色ではなく一人十色
 きのう2月2日も卒業生が訪ねてきた。今週は月曜からずっと卒業生のだれかが来訪して治外法権的な飲み食い談笑が繰り広げられる。迫りくる首都圏直下型地震のことなどまったく意識することもなく、7期生が来れば気分も10年前にもどり幸せだ。きのうは13期生のひとりが社会人採用試験に合格したとの知らせも加わって、余計に高揚した。作文やESの書きなおしに率直に応じてくれて、ぼくも応援のしがいがあったというものだ。

 けさ遅まきながら、インフルエンザの予防接種を受けてきた。今晩も卒業生が来るかどうかはわからないが、予防接種のおかげで深酒はいけない。たぶん採用試験を控えた現役17期生のESを見て作文に目を通して、そのうち予防接種のことはどこかに消え去ってしまい、17期女子はかわゆいなあ、とまたまた興奮して焼酎のお湯割りを重ねるのだろう。勢いで旅をしようよ、とパワハラまがいの言動でひんしゅくをかうのかもしれない。

 飲んだら自分でも予測がつかないから、酒は興奮剤として最適だ。フエィスブックに某女がペン森はR指定トークが楽しいと書いていたが、大文字にするほどどぎつくはない。女子の参加率も高いあけっぴろげなトークだから、せいぜい小文字のr指定程度である。それだけみな開放感にひたるということだろう。まことに健康的なストレス発散の場だ。きのうも編集長をしている某女の美貌と肉体がコンニャク風にぐにゃぐにゃになった。

 女性の酔っ払いといえば、今期17期生はいままでにない新人種である。その多くは日本酒を好む。この事実は酒好き女子好きのぼくにとって、抱きつきたいほど刺激的でうれしい。今年だったか去年の暮れだったか、その飲みっぷりに舌をまいて感心していたら、ぼくのほうにホルスタインみたいな肉感で迫ってきて、抱きついた女子がいた。情けなくも思わずたじろいだが、そこはじっと耐え、生温かい感触が伝わってくるにまかせた。

 ぼくは大学では謹厳実直にして寡黙な先生でとおしている。大学の教え子がペン森に入塾すると、予想もしなかった多量の飲酒と賑やかさに驚くが、人間は十人十色というよりも一人十色だ。多重人格は連続誘拐殺人事件の宮崎勤で知られるようになったが、たいてい普通の大人はひとつの人格のなかに10人ぐらいの人間をひそませている。家庭に偉人なし、というがどんな偉いひとでも家庭ではただの父親であり、じいさんだ。

 家族に見せるほんの一面の評価で父親やじいさんを決めつけては真実を見逃す。家でだらしないひとが仕事場に立ったら、きりりとしている。その姿を家族は見たことがないのである。ぼくは酒が入ると自分自身、たががはずれて真人間になる、と思っている。通常のまじめなぼくは周囲に合わせる演技である。ぼくだけでなくひとはみな、演技をして摩擦を避け、よき人間を装い、歳をとる。年寄りほど演技達者だから、騙されちゃいかんぞ。

 ちなみにぼくは、甘いものも好きだ。たい焼きが好きなことはもう家族にもペン森にも知られたが、午後の紅茶のミルクティーに目がないことは、家族は知らない。エロよりもバイオレンス映画が好きなことはだれも知らない。きわめて足が弱いことは自分だけが知っている。神保町の飲み屋に詳しくない。ぼくだって一人十色。酒だけでは語れないじいさまだが、今夜も17期男女と飲むのだろうなあ。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://penmori2007.blog108.fc2.com/tb.php/416-42dedc50
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

瀬下先生

Author:瀬下先生
FC2ブログへようこそ!





最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する