ペン森通信
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妄想を楽しむのが人生だ
新年早々、左足のすねを擦りむいた。左の腰に打撲傷もある。横断歩道を小走りに渡ったら、そのまま足が止まらなくなって、小走りに50メートルくらい走り民家のガレージにぶつかって強制的に体を急停止させた。停止と同時に舗装道路の端にひっくり返ったのである。頭の前部も打ったような気がするが、こぶができているわけでもないから、打たなかったのかもしれない。これが駅のホームだったら、線路に飛び込んで止まったのだろうか。

それは30分くらい早足で歩いて相当疲労しているときに起こった。ペン森の最長老も止まらなくなったので壁にぶつかって、ようやく止まったと言っていたことがあった。笑話みたいだと思っていたが、まさか自分がそういう目に遭うとはね。で、きょう医者に診てもらった。いつもの内科医だから、首をひねるばかりで要領をえない。脳梗塞を再発したのではない、と見立てたが念のためあす午前、CTスキャンで頭の内部の映像を撮ることにした。

あれだけ派手に横転してもズボンはまるでなんともない。中身の生身だけが傷つく。以前中尊寺へ行った際、貸自転車に乗っていて坂道の立ちこぎでも前進不可状態となり、止まったとたん下りの傾斜のほうへ横転し、右手首を骨折したが、そのときも衣服は傷ひとつつかなかった。ぼくの皮膚は特別傷つきやすいやわ肌なのだろうか。それとも輸入品の衣類がすこぶる丈夫にできているのだろうか。どうも理解に苦しむのである。

 小走りに走って止まらない現象は年寄りに見られるものらしい。医者は「73歳という年齢は決して若くはありませんからね」とわかりきったことをいう。医者に念押しされなくてもそれくらいのことは自分でも承知している。しかし、年をとる、ということはそれだけで不健康である、というのもうなずける。不健康ではあるが不健全ではない。今年はいまのところ、結婚式出席の予定はない。じつに珍しい。その分、旅に行こうかと思っている。
 
遠近合わせて10回は可能かな、と算段をたてている。暮れの望年会で美人系の17期女子1人がぼくの旅友に手をあげた。この女子は酒もよく飲む。願ってもない立候補者だ。こういうことに刺激を受けて妄想するのは、不健全だろうか。ぼくは、旅は事前の妄想がいちばん楽しいと考えるクチだから、自分ではどんなにあやしげなことを頭に浮かべても不健全とは思わない。それは、あやしげなことを書く小説家が健全であるのと変わらない。

12月27日から1月3日までの長い冬休みも、すぎてしまえばただうちの買いものをしただけで終わった。生活用品やら食材やら、近所のスーパー6軒を1日2回まわって、リュックに詰めて帰る。本は評判の『ジェノサイド』590ページのうち244ページを就寝時に読んだだけ。テレビや新聞にはあまり接しなかった。自室でまどろんでいることが多かった。なんと平穏な。幸せって、こんなもんだろう、と思う一方、おれはどういう状態で死ぬのだろう、と想像した。

死が切実な問題となって迫ってくるのは、大震災のせいではない。年を重ねたせいである。還暦をすぎたころは考えてもみなかったことだ。生命あるものはその生をさずかったときから死に向かう。人生は1回こっきりだ。不健康な高齢になると、そのことが差し迫った問題になる。1回こっきりのあいだにせめて妄想にひたろうではないか。男子は妄想しても内柴みたいに実行しないように。
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