ペン森通信
地方からの爆発的日本改革
与謝野増税論者をむかえた菅内閣はそのまま増税内閣の性格をもつが、6日の出直し名古屋市長選、愛知県知事選は減税派が圧勝した。だれでも増税はいやだから当然だろう。まして、税金がほんとうに正しく使われているかどうか、大いに疑問があるし。民主党は国家公務員の2割カット、国会議員の定数削減を公約していたが、いまや、そんなこと言ったっけ、という感じ。トヨタの経営みたいに乾いたタオルを絞って、無駄な経費を絞り出す姿勢が必要とも強調していたが、まるでなんにも実効のない政権になった。

 愛知県は民主党が09年衆院選15選挙区で全勝した民主王国だが、元民主党衆議院議員の河村たかしらが率いる地域政党に惨敗した。今度は、民主党は全焼だね。河村は何回も民主党代表選に立候補しようとするが、推薦人20人を確保できず、断念した。それでも名古屋から総理をねらう男と公言してはばからない、異色の議員だった。代表選では毎度出馬表明するものだから「民主党代表選の風物詩」とからかわれたりした。テレビでわかるようにあけっぴろげな人柄で、傍目には憎めないが、直接の相手だったらどうだろう。

 河村は名古屋言葉をテレビでも使うことで知られ、知名度が高い。市民税10%減税をとなえ、市会議員はボランティアで行うべきで、議員が税金で身分保障されるのはおかしい、議員の年収は800万円でいいじゃないか、と主張している。そうすると市会議員の手取り年収は、年金掛け金、住民税、党費など諸経費を差し引けば8万円にすぎない。きのうもTBSラジオで経済評論家が言っていた。「これじゃ、金持ちだけしか市会議員になれないんじゃありませんかねえ」。金持ちでもボランティア精神でやってくれればいい。

 この個性派首長に呼応しているのが大阪府知事の橋下徹。2人は中京都構想、大阪都構想をぶちあげて相互支援関係にあるので、この関係を自ら薩長同盟とよぶこともある。薩長同盟は薩摩と長州が反対勢力で、いがみ合っていたといういきさつがあるが、河村と橋元はいがみ合っていた形跡はない。いまのところ仲良しに見えるが、強すぎる個性と個性は相容れないから、いずれ険悪な関係になるのでは、と想像する。この2人の上目遣いにみて様子をうかがっているのが宮崎県知事だった東国原秀夫。

 話はちがうが、東国春で宮崎はどげんかなったんじゃろか。新燃岳、鳥インフルエンザと、いまこそどげんかせんといかんのに。東国春がそのまんま東と称したタレント時代、ペン森出身の週刊誌記者がそのまんま東の女が秋田にいることを突き止めた。飛行機に乗ったので尾行をあきらめ、全国紙の秋田支局にいた同期生に事情を話して確認を頼んだ。秋田空港で記者が張り込んでいると、そのまんま東は察知して、脱兎のごとく走って逃れたという。「いやあ、その足の速かったこと!」とのちに記者はあきれていた。

 足の速さでは橋下もそうだった。府立北野高校ラグビー部時代全国大会にまで進んでいる。70メートルを独走したトライシーンをテレビで見たことがある。愛知は橋本・河村らの薩長同盟が既成政党を吹き飛ばして嵐の勝利をおさめた。日本が中央をあきらめて、地方から変革していく。エジプトのあの大群衆の叫びは、日本の地方の不満や不安の総量が暴動化しているように見える。と同時に60年安保時大学生だったぼくはエジプトデモに60年安保、70年闘争を見る。この閉塞日本には爆発的な革命が必要だ。


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