ペン森通信
人生のふしぎと出会い
 ペン森卒業生の政治記者の仲介で海江田万里内閣府特命担当大臣と一献傾けた。海江田とは旧知の間柄で、ぼくはかれの独身時代から知っている。野末陳平といっても、若いひとはもう知らないかもしれないが、野末は野坂昭如と漫才コンビを組んだりした早稲田大学出の変わり者有名人だが、漢詩漢文に造詣が深く、大正大学教授も務めた。教授の前は参議院議員を4期24年勤続の政治家として名を馳せた。海江田はその野末に師事していた。一時、ぼくが野末とよく会っていた関係で昔、海江田と面識をえたと思う。

 万里という名前は父親が中国取材で活躍していた毎日新聞記者だったことから「万里の長城」のような雄大な人間になってくれ、という意味でつけられたらしい。海江田は慶応出だが、その物腰の柔らかさ、好男子ぶりはいかにも慶応と思わせる雰囲気をもっている。あなたとは40年近く前に会った、と彼は言うが、ぼくはまるで憶えていない。若い時分に知り合った知人が、いまや、もしかしたら総理大臣になるかもしれない位置にいる。そのことから出会いのふしぎを考え、ペン森出の若者の将来について感慨を催した。

 ひととひととの出会いほど人生のふしぎはないというが、ぼくはペン森を開設しなかったら、若い学生男女と出会うチャンスはなかったのである。それはペン森に集う若者同士でも同じだ。人生は男と女と出会いと別れ、という4要素で成り立っているが、ぼくは自分自身、出会いに恵まれた人生だと思う。毎年異なる若者との邂逅がめぐってくる、という巡りあわせは大学の教員の立場と同じだが、学生と先生のあいだの距離が短く、親しさという点ではペン森は独特ではないかと自負する。

 大学はペン森のように自由ではない。セクハラに要注意だ。その点、ペン森女子は寛容なもので、ぼくがお手手にぎにぎしても許される。もちろん女子のほうから握ってきても!ぼくは嫌な顔ひとつしない。もうひとつペン森の絶対名物は、夏はカツオの刺身、冬はペンロウという中国田舎鍋を定番とする飲食懇談である。論作文の添削を受けたあとみんなで手料理を囲んで、ビールや日本酒を楽しむ。ときには熱い議論が沸騰したり、毎日がコンパだから全員が一体となって刺激しあい、旧制高校みたいに親しくなる。

 海江田と知り合ったころのかれの年齢は、いまのペン森生とほとんど変わらない。そのかれが総理大臣まで視野に入れる政治家になるとは、まるで考えの及ばないことだった。ぼくはペン森一門を政治の松下政経塾に対抗するジャーナリズム勢力にしたい、という願望がある。新聞、テレビなど既存メディアに属しながらも、メディアを目指したときの初志を忘れず、志操、情熱、思索心、探究心、思いやり、野心を持続して世のため人のために大成して、歴史に存在をしるしてもらいたい、とペン森生に期待するのである。

 ペン森生が一流のジャーナリストになるかどうかは、それぞれの今後の出会いにもよるだろう。どうか一期一会をたいせつに。





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ワンピース
誰もが知ってる代表アニメの一つになったワンピース。もし自分が海賊なら懸賞金がどれぐらいか気になりませんか?ひょっとすると海賊王クラス、はたまたチョッパークラスか?男女関係無く楽しめますよ。おれは海賊王になる
【2010/11/01 19:13】 URL | ワンピース #8TkpSLxQ [ 編集]


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