ペン森通信
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お茶漬け日本の合法的少子化
 ペン森生は作文のネタ仕込みに全国を歩くが、東京の定番は府中の慈恵院という寺院である。ここは大正時代からの古いペットの墓地として有名で、ぼくの家で18年生きた、元は捨て猫のミーコも合同墓地に弔っている。
 毎年、年末には墓参をするが、ペット墓地内に数千体の水子地蔵を階段状の棚に並べた一角があるのが気になっていた。その傍らに「産まなくてごめんね」とか「生きていたらもう5歳ね」と書かれた無数の絵馬が下がっている。おととし、こういうネタ場があるよ、とペン森生に話したら、何人かが訪ねて住職の話を聞いてくるようになった。
 2005年から日本は人口減社会に突入した。団塊の世代の話題ともからめて、この水子地蔵を題材として取りあげる学生が数人いた。水子とは流産や堕胎による胎児のことだから、水子地蔵はそれを供養するための地蔵である。団塊の世代は1947年から49年まで3年間のあいだに生まれた700万人をさす。あまりの出生増にブレーキをかける
方法として団塊誕生真っ最中の48年に経済的理由による中絶が認められた。つまり日本では中絶が合法化されたのである。
 中絶は厚生労働省への届け出は年間32万件といわれる一方、闇も含めると年間100万件の堕胎があるという専門家もいる。出生は110万人程度だから、とすれば、生まれる子とほぼ同数がこの世に生をうけないまま、ほうむり去られていき、こうして少子化と人口減が生じたともいえる。
 少子化をとめるには停電が効果的とする笑い話をご存じか。ニューヨークは1977年3日間の大停電に見舞われた。すると9カ月10カ月後にベビーブームになった事実がある。停電ではテレビもつかず、やることがないから子づくりに励む以外にない。
 もうひとつ、年配者の精力が減退しない食生活の改善があるんじゃなかろうか、という意見を吐く年寄りもいる。『ああ無情』のヴィクトル・ユゴーは1885年5月に83歳でなくなるが死ぬ前、今年8回いたした、といったらしい。すごいね。ゲーテだって死のベッドで「もっと光を」ともらして、これが文学的哲学的に語られるが、なに窓の外を歩く女性を見たかっただけという説がある。
 狩猟民族の欧米人はどう猛にして生命争奪の競争が激しいから、年間の回数が200回善後という統計がある。ユゴーは初夜に9回だったんだよ。こういう面からみてもお茶漬け日本は少子化になるわけだ。
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