ペン森通信
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未来の趣味は非文明的
 自慢ではないが、ぼくはほとんど趣味のない老人である。でも、数少ないながら珍しい趣味をもっているといえるかもしれない。6日の日曜日は晴れわたって空気も乾燥していたので、これうれしや、早朝からふとん干しをはじめた。屋根つきベランダの柵にぞうきんをかける。先端の下部に野鳥の糞が付着していたりするので、手抜きはできない。乾いているとはいえ、ふとんの縁に糞が付いちゃ、干した意味がない。もうひとつ家庭的な趣味は買い物。休みの日は必ず、スーパーや100円ショップを覗く。スーパーは家人の使いということもあって、食材購入が多いが、以前料理を楽しんでいたころの名残でもある。
 
 あと、読書、旅も趣味に入るだろう。ぼくの場合、女子も特別に趣味の部類に加えていいのかもね。女子に関しては、これまで散々書いてきたので、ここではやめておこう。映画や本の好きなひとと出会うと、このひとと知り合ってよかった、と真に思う。ぼくが毎日新聞に入社し感謝しているのは、社内に教養豊かな記者があふれていた、ということである。江戸や西部劇や革命など場違いな専門領域をもった個性派がぞろぞろいた。事実、大学教授に転身したのは各社のなかで毎日が最も多い。それは、定年が55歳と早かったので、必死につぎの食い扶持をさがしたせいであったのだが。

 周囲の知的レベルが高ければ、つられて自分も高められる。ぼくは教養も知性もある女子が大好きだから、女子のほうから文学やノンフィクションや古い洋画の話をしてくれば嬉々としてしまう。ジョージ・オーウェルの『1984』はおもしろいですね、というひとがいた。むかし、途中で読むのを止めた退屈な絶対主義批判本だったから、あわてて再読をはじめたら、めっぽう刺激的な内容の興奮本だった。村上春樹の大ベストセラー『1Q84』の話題を振ってくる女子はいまのところいないから助かっている。読んでないし、ベストセラーは読もうとも思ってないへそ曲がりだから。

 ペン森の内定率の高さは、ペン森内にたゆとう意識の高い空気がおおいに与っているに違いない。夜はばか話で盛り上がるが、それはメリハリというもので、1日中、論作文を書いたり、ジャーナリズムの未来や作文のネタ仕込みの話題を熱く語っていては、平板になって飽きがくる。趣味は人生にとって重要なメリハリになる。ペン森は書く精神作業を重ねる昼間があって、楽しい飲食の夜間がある。ぼくの添削も女子や旅があるから、シャープさも増す。趣味は当人に付加価値をつけ、実質を深めてくれるものなのだ。ふとんを干した夜、寝るときの気持ちよい幸福感は、よき趣味をもつ充実感とつながる。

 何十年も前のマンガに、未来の幸福を描いたのがあった。休日、人糞の肥料桶をかついで畑仕事にいくという部下に、上役のサラリーマンが「なんと幸福なのだろう」とうらやむ。未来の幸福とは、たしかに非文明的なものかもしれない。でもぼくは、非文明的な土いじりよりも、女子のほうがいい。今回もメリハリに欠けるブログでごめんね。
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