ペン森通信
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

将来は日米安保より日中安保だ
『文明の衝突』で知られたハーバード大学のハンチントン教授は、東西冷戦終結後の世界は民族紛争や地域紛争が絶えず、宗教対立が起こると予見した。イスラム圏とキリスト圏が衝突すると推測したこの説は、あまりにも乱暴だと冷笑する向きもあった。だが、現実は同時多発テロの9・11が象徴的にあらわしたように、世界はイスラム圏とキリスト圏の深刻な対立状態におちいったままである。ハンチントン教授の予言は当たったとみるほうが賢明だろう。

 ハンチントン教授は日本についてこんなことも言っていた。日本は歴史上、大国に依存してきた国である、最初はイギリス、次いで戦後はアメリカに寄り添い、将来はきっと中国にくっつくに違いない、と。この日本観もはずれてはいない感じがする。ぼくは中国の劇的な成長ぶりとなりふり構わない貪欲な吸収力、投資意欲からみて、やがて日本は中国に飲み込まれるのではないか、と予測している。

 日本はいまでも、アメリカの属国のような存在で軍事的にその庇護の下にある。独立国にもかかわらず、アメリカという他国の軍事基地を受け入れているばかりでなく、思いやり予算と称するお金まで出して駐留してもらっている。日米安全保障条約という片務的な条約に日本がすがってきて、今日に至る。ぼくは大学生のこる、安保反対を叫んで反戦運動を繰り広げた60年安保闘争世代である。

 普天間基地の移設問題は日米安保が根源にあるが、安保反対闘争に若き血を沸き立たせたぼくも含めた60年安保世代と10年あとの70年安保(全共闘)世代は、普天間問題に踏み込まない。沖縄に負担を強いて、自分はなにも負担してないことが後ろめたいから、黙して触れようとしない。普天間の本質は日米安保だということがわかっているから、自分の過去と照らして、よけいにじくじたる思いがするのである。

 それなら日米安保は解消したら、という議論に発展してもよさそうだが、解消して北朝鮮に攻撃されたらどうする、と聞かれたら返答に窮する。果ては、憲法9条の改定、自衛隊の強化、増税、徴兵制、核武装などにも飛び火して、収拾がつかなくなるだろう。日米安保はそのままにしておいての普天間問題は、米軍基地を引き受ける都府県、あるいは国外が名乗りをあげないかぎり、沖縄に負担を強いることになる。

 ハンチントン教授は、炯眼だったと思う。日米安保に代わる日中安全保障条約を視野に入れていたかどうかはしらない。日中安保なら北朝鮮も日本に触れることができない。親分すじのなわばりに手を出すのは自殺行為であることくらい承知しているだろう。日米安保を解消して、今度は双務的な日中安保だ。いつになるか、実現するかもわからないがね。

スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://penmori2007.blog108.fc2.com/tb.php/237-8a55b11a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

瀬下先生

Author:瀬下先生
FC2ブログへようこそ!





最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。