ペン森通信
暗闘の自民戦国史と幸夫人
 鳩山さんの外交デビューは上々という評価だね。幸夫人も華やかに堂々と国際社会に顔見せしたし、今度の総理夫妻は日本人離れして目立つねえ。鳩山総理は略奪婚らしいが、よくあんな派手派手しい異星人のような女性にほれたもんだ。疲れるだろうなあ。尻に敷かれることで快感を覚えているのかしら。ぼくは年配女性が苦手でね、20代女性にしか親愛の情は感じないから、賑やかな幸夫人と夫婦になった総理はそれだけですごい、と感服する。

 新政権はなにもかもにわかに始動したが、まだ実際には動き出していない。どうせ、やるやる詐欺みたいに終わるんじゃないの、終わればいいのに、といまは行方不明みたいに姿の見えない麻生前総理は陰で思っているかもね。漢字が読めない前総理の迷走ぶりは『自民崩壊の300日』(読売新聞政治部/新潮社)に詳しい。ぼくは一気読みしたが、よくぞこんな人を日本国の最高責任者にたてまつったものだと改めて赤面したよ。

 嫉妬や猜疑心や恫喝や陰謀が渦巻く政界実録ものがぼくは好きで、現在は『自民党戦国史』上下(伊藤昌哉/筑摩文庫)をなめるように読んでいる。筆者は西日本記者から転じて池田勇人元首相に仕え、のちに政治評論家になった大物。まえがきにいう。「この書は池田元首相の創設した宏池会を中心に、大平正芳という政治家が派閥の領袖から首相となり、病を得て死去するまでのことを、私とのかかわりを通して記述したものである」

 つまりは三角大福中の大を中心にした自民党戦国武将たちの暗闘を克明に描いており、歴史上の日本統一の武将列伝よりもぼくにとっては刺激的である。三角大福中の、三木も角栄も大平も福田も中曽根も名前だけはおなじみだし、国会でロッキード事件の証人喚問取材もしたから、自分の体験と重なる部分もある。ついでながらこの本は記者ものとしてもおもしろい。当時の政治記者は政治家べったりだったんだね。いまもそうかもしれないが。

 「政治には一種の狂気がある。解決を迫られるいろいろな難問の中で生きようともがく政治家の精神は、異常な高ぶりを示し、そこから通常では考えられないような行動が出るものだ」とつぶさに政治家をみてきた伊藤は書いている。異常な高ぶりは政権交代したばかりの民主党閣僚に当てはまるだろう。長妻、前原、岡田大臣は通常では考えられない狂気を持続して、難問の解決をしてもらいたいものだね。

 この精神の高揚という心理状態は就職活動にも通じるもので、採用試験に臨んで高ぶりがなければ相手を飲み込む迫力は生じない。そのような迫力は生まれつきではなく、日々一歩一歩の集積の表現であることは当然だよ。幸夫人の言動は生まれつきだから真似しちゃいかん。ぼくは目立ちたがりやよりも20代楚々美形が好みだなぁ、まあ関係ないか。
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