ペン森通信
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追憶の8月に歩いて鎮魂
 きのう8月6日の毎日新聞に知り合いが2人載っていた。「ひと」欄の写真家・江成常夫。
「レンズを通し被爆者の内面に迫る」と紹介されている。日本人における戦争の犠牲と責任を追求しつづけている著名なカメラマンである。ぼくとは毎日新聞の同期。もう1人は「記者の目」の井上梢。ペン森9期生。3日に社会面トップで「核のいらない世代を育成するハワイ・オバマ大統領の母校で教える日本人教師」を書いたが、今度はそれとも関連させながら被爆二世男性医師のものいわぬ訴えを切々とつづった。

 ヒロシマの日の6日、ぼくは江成と梢に刺激されて、早めにうちをでた。市ヶ谷からペン森まで靖国神社の境内を抜けて歩きたいためである。靖国神社の市ヶ谷に最も近い南門のすぐ左脇は神道無念流の道場「練兵館」跡であるが、いまはそれを記す石碑のみがある。「練兵館」といえば江戸三大道場のひとつ。高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)が通った。桂は剣術にも天賦の才をもっていた。師匠の斎藤弥九郎は「剣は凶器なり」と戒めた憲法9条の体現者みたいな剣豪だった。桂は師の思想を守り、剣を使わぬ、剣の使い手であった。

 本殿は参拝する気がないから素通りして、遊就館前に行く。そこには軍犬、軍馬、鳩の慰霊像がある。軍馬は昭和初期から100万頭が使役されたが、故郷に生還したのはわずか1,2頭と台座に書いてある。軍馬像は彫塑家がそのあまりの悲惨を知って鎮魂をこめ、私費を投じて制作した。台座の資金はつづかず、軍馬像はしばらく放置されていたらしい。馬は乗馬、行軍、偵察や山岳などでの兵器兵站移送用に使用された。犬はその嗅覚、鳩は帰巣本能が利用された。人間は太平洋戦争で兵士230万人など300万人が命を消滅させた。

 大鳥居をくぐり、九段下にでると右に「昭和館」がある。まだ入ったことがない。前を通ると、宿題をやり残したような気分になって落ち着かない。いまは日記や手紙文を展示しているらしい。長野県上田の「無言館」とも異なる戦争の側面が見られるだろうから、近く行かねばと思う。ついでに千鳥ヶ淵の無名戦没者墓園もまた覗かねばと考える。毎年行く、この慰霊園は靖国神社よりもぼくにはじんわりとくる。大半が使い捨てられた名もない命の墓地だ。3万5000余の無念の魂と怨念が浮遊しているような静かな聖地である。みんなに参拝してほしいところ。合掌。

 けさも電車のなかで『永遠の0』(百田尚樹/講談社文庫)を読んでいた。0はゼロとルビがふってある。零式戦闘機戦のことだ。まだ5分の1が残っている。朝日の7月30日beで寺田農がお気に入りといっていた。1人の人間を各人各様に語る展開は有吉佐和子『悪女について』と同じだが、内容は下級兵士からみた精緻きわまる戦記である。先週『玉砕』を読了したが、「0」もリアルですばらしい。重松清以上の感涙にむせぶ慟哭の書である。エリート上層部に対する責任回避の告発も鋭く、密約があったのに認めない現在の外務官僚を連想した。旧軍の無責任体質は官僚が引き継いだのか。戦争追憶の8月、なにか腹が立つ。
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ToHeart2
深夜の残業を終え休憩室で一息入れていると、そこへ現れた憧れの女上司レイカ。
おもわず見とれてしまうとレイカが主人公の前にやってくる。
「ねえキミ…ヤリましょ」呆然とする主人公を一方的に弄び始めるレイカ。
OLに逆レいプされる長い長い夜が始まる…。

http://AnimeitigO100.com/naruto/eid95.html
【2009/08/09 23:59】 URL | ToHeart2 #- [ 編集]

人妻
お友達を募集してるから来てね?あはん★来たらカキコすることww
http://F.smkiss.com/
【2009/08/11 21:09】 URL | 人妻 #- [ 編集]

同人
ダメな大人の萌え萌えアニメログ
http://zIpanIme.net/
【2009/08/19 22:40】 URL | 同人 #- [ 編集]


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