ペン森通信
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あてになる自分をつくる
 今年3月には中央大学をリタイアし、来年3月には川村学園女子大もリタイアする。両大学とも、正規の授業をもっていた。ぼくの授業は文章添削を伴うから、土日のうち1日は添削時間にあてねばならない。土日に温泉旅や「乗り鉄」の予定を組んだら、1000字の課題文章を600~800字と短くしたり、ビデオ鑑賞だけですませたりと添削労力の低減をはかるのは当然、他の曜日に添削して消化するなど苦労した。

 来年から書いた本人に返却しなければならない文章添削はペン森だけになる。もちろん、大学は授業時間が収入に姿を変えてもどってくる。こんどはペン森のみとなるが、これは収入を伴わない。持ち出しである。これまで持ち出しは大学授業収入でまかなっていたから、その原資が消えることになる。だが、その代わり時間が浮く。自由使いで増えたのがなによりうれしい。

 企業に週休2日制が導入されたのは80年代である。土曜日も休みになったとき、なにしろいきなり永遠の2連休だから、かなり戸惑ったひとも多かった。余った時間を活用したのが小学館の名物編集長だったYくん。小説を書きはじめて中央公論新人賞を受賞した。「土曜日も休みになったんで、時間をどう使おうかと困って」とかれは言っていた。

 城山三郎に『毎日が日曜日』という小説があるが、リタイアしてやることがなければ、毎日が日曜日になる。すると、それまで深夜帰りだった亭主がいつも家にいるものだから、かみさんはたまらない。鉄道職員をしていたAさんは午前8時、正午、午後6時と毎日寸分違わず食卓に座り、食事の文句をつらつら言う。かみさんは息苦しくてたまらない。ついに離婚にいたった。夫婦は毎日顔をつきあわせてはいけないのである。

 その点、大学をリタイアしたぼくは平日、無収入のペン森に出勤する。土日は適当に列車に乗って温泉旅などに出かける。ところが来年は、JR3割引のジパング会員とはいえ、乗車券代に加え宿代が払底する。その不足をどう工面するかがじつは楽しみなのだ。必要は発明の母です。旅をするためにはきっと、収入の算段をするはずで、いやもう、その目論見がある。

 で、なにをするか。だが黙っておこう。来年のことを言えば鬼が笑う、というからね。鬼が笑うは、烏が笑う、ともいう。先のことはわからん、あてにならん、ということ。でもぼくは、自分をあてにしなきゃならんの。明日はどうなるかわからん、この経済危機、みんなも企業だけに頼らず、あてになる自己形成に力を注いでくれい!
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