ペン森通信
いまそこにある不気味
 前回『反転』の紹介ブログで1カ所幻冬舎が幻灯社になっていた。なぜ間違えたかというと、げんとうしゃとつづけて変換したからである。
ぶんげいしゅんじゅうならちゃんと文藝春秋と変換されるが、幻冬はまだ幻灯としかでてこない。
 だいたいぼくは自分の書いたものを読み返さないのが普通だから、漢字も間違えたまま公になってしまう。記者時代はデスクがいて、専門の校閲も目をとおしてチェックしたから、このようなことはなかった。当時の甘えがまだ残っているのだろう。さらにいえば、手書きだと字を確認しながら書くので、このようなミスは起こらない。
 ま、「膝を進めた」が「股を進めた」になった例もあるが。
 変換ミスがそのまま流通してしまうのはワープロ機能の弱点だね。ぼくなんか高齢者はとても使いこなせないけど、しかしPCは便利この上ない。ぼくはペン森で愛用していて、これがないと仕事ができない。PCは自宅にも1台あるがアドレスもないし、まったく手をふれない。先週、卒業生のペン女に会ったら「自宅のPCは開ける気がしません」といっていた。会社で1日中向き合っているから、だそうな。
 これも卒業生のペン女だが、SEから転職する際の理由に納得がいったよ。「人間と話がしたいんです」と。ついでながら、ずいぶん前の
取材を思い出した。南米に移民したいという希望の男性の職業が地下鉄の運転士でね、「さんさんとした太陽の下で仕事をしたい」のだと。地下から太陽を求める。なんか痛々しかった。
 文明が進むと、矛盾やひずみが必ず表面化する。携帯電話の進化と普及はいちじるしいが、人間の精神や心理や肉体になにか不気味なものをあたえるような気がする。決して無事にすむわけがないとぼくは予感する。帰りの電車で携帯をいじってにやにやしている30男の群れは不気味だぞ。
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恥ずかしながら、論作文を書き始めた当初は電子辞書が手放せませんでした。何度も広辞苑で漢字を調べたものです。

そして、論作文を書かなくなった今、再び手放せない自分がいます。情けがないことこの上ありません。
【2007/07/04 16:33】 URL | らっし~ #- [ 編集]


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