ペン森通信
マスコミ志望学生必読小説
 きょう11月14日、9月29日に骨折した右手首の関節内骨折がほぼ治った。関節まわりの骨が頑丈になったので、衝撃を与えないようにすれば自由に使ってよいとの行きつけの整形外科医から許可がでた。これで、上半身をよじって左手でマウスをいじり、キーボードを叩く不自由さから解放された。ギブスも取り外しこのブログもめでたく再スタートきることになった。快気祝いに良い本を紹介しよう。

 石田衣良『シューカツ!』はマスコミをめざす7人の早稲田生らしき学生の小説だが、ぼくのように毎年、マスコミ志望学生に接してきた者にとってはとてもなまなましく感情移入してやるせない。その意味で非常にリアルで、マスコミ採用試験のプロセスがことこまかに紹介してある。論作文の重要性に触れてない点が不満だが、とくにテレビ、出版をめざす志望者は必読と勧めておこう。
 
 7人のメンバーは男子4人、女子3人。
 男子Aは、新聞3社と出版3社に失敗して総合家電メーカーに内定。男子Bは、新聞4社、通信2社、出版2社のうち3社に内定。男子Cは、就活の途中引きこもりを経て復帰するも、留年。男子Dは、全国紙4社、通信2社のすべてに内定するが全部辞退し、フリーランスのノンフィクションライターを志す。
この男子Dにぼくは最も共感するね。食えないかもしれんが、それも人生。

 女子A子は、大手出版6社に全敗し、大手百貨店に内定するが、編集者への未練が断ち切れない。(準ミス早稲田)の女子B子は、インターンシップ先のキー局(モデルはフジ)でインターン中にアナウンサーとして目をつけられ、試験を通過して内定。この小説のヒロインC子は、テレビ局2社と出版社2社に失敗するが、小説上のモデルNHKと文藝春秋から内定をもらう。

 エントリーシートからOBOG訪問、集団面接、1次、2次、最終面接と微細に描写して、対象マスコミはNHK、フジ、文春以外に講談社、小学館などとすぐ見当がつく。採用側ではなく受ける側の対応や心理まで手をとり足をとり教えてくれる。フィクションではあるが、これ以上親切なマスコミ採用試験のノウハウ本はない。女性の面接官が女子にきびしいというのは、飲み会ではよくでる話だが、講談社らしき出版社の女性編集長は女子C子をいたぶるぞ。




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