ペン森通信
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本は内容か重量か
 年をとると、本も重い軽いが重要な購入ポイントになる。出版社は紙質や活字の大きさにはこだわるが、本の重量にはあまり神経を使わないようだ。ぼくが文庫本を愛用するのは、寝床でページを開くのに重さが気にならないからである。
 しかし、けさ読み終えたのは四六判の単行本だった。『ジェネラル・ルージュの凱旋』(海堂尊=かいどうたける 宝島社)。劇画タッチの論理活劇とでもいおうか、登場人物のキャラが立って会話が絶妙、医療ストーリーが起伏豊かに展開する。読みはじめたら止まらなくなった。 この作者は処女作『チーム・バチスタの栄光』で第4回「このミス」大賞を受賞してたちまち有名になった。ベストセラーとなった心臓手術ミステリーはめっぽうおもしろかった。
 海堂氏は現役の外科医であるから、手術場面の描写はまことにリアル。文庫本仕立ての話題の医療ドキュメント『孤高のメス』(大鐘稔彦=おおがねとしひこ 幻灯社文庫全6巻)よりも文章が光っている。この作者も手術経験6000件の外科医である。
 現代医療の問題提起という点では海堂本よりも社会性がつよい。文庫本だから、ぼくの趣味に合うのだが、6巻は長すぎる。
 医療ミステリーといえば、コロンビア大医学部出身の眼科医、ロビン・クックがよく知られていて、ハヤカワ文庫に並んでいる。『コーマ』『ブレイン』などぼくもはらはらどきどきして読んだものだ。医療現場の暗部を摘出する旺盛な作家活動をしている。
 あれま、文庫本の重量の軽さが高齢者にはありがたい、という現実を書くつもりだったのに、話がそれまくった。いかんいかん。
 
 
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